リグロース
リグロースとは
リグロースはミノキシジルを主成分としたAGA外用薬です。主成分のミノキシジルはアメリカのアップジョン(現:ファイザー)が開発をした狭心症患者用の経口薬として使用されていたものです。しかし後に、狭心症患者の間で薄毛の改善が見られるようになり、薄毛治療薬として販売されるようになりました。ミノキシジルには血管を拡張する作用があり、頭皮の髪の毛の根元の細胞の毛母細胞や毛乳頭が活性化して発毛が促されます。
同じAGA治療薬のフィナステリドやデュタステリドは抜け毛を抑える効果があるのに対して、ミノキシジルは発毛促進する効果があります。それぞれ薬理作用が異なるため、併用が可能で相乗効果が期待できます。日本皮膚科学会が制定する男性型脱毛症診療ガイドラインでは「ミノキシジル外用を行うよう強く勧める」とされています。
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リグロースの使用方法
乾燥した状態の頭皮で薄毛の気になる箇所に1日2回直接塗布します。薄毛の改善効果は早い方で3か月ほど、多くの方は6ヶ月で効果が期待できます。しっかりとした改善効果を望む場合は1年から3年の使用が必要となります。
リグロースの副作用
副作用として考えられるのはふけ・発疹・かぶれなどがあります。症状が出た場合は使用を中断して水などで洗い流してください。症状が治まらない場合は医師への受診をお願いします。
参考:日本皮膚科学会ガイドライン|男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
参考:薬事日報|ミノキシジル
この記事の監修者
【経歴】
平成15年3月 | 帝京大学医学部卒業 |
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平成15年5月 | 帝京大学医学部付属病院勤務 |
平成19年4月 | 帝京大学ちば総合医療センター勤務 |
平成22年4月 | 山王病院勤務 |
平成25年10月 | 池袋ユナイテッドクリニック開院 |