更新日: 2025/09/03


リグロース

リグロースとは

リグロースはミノキシジルを主成分としたAGA外用薬です。主成分のミノキシジルはアメリカのアップジョン(現:ファイザー)が開発をした狭心症患者用の経口薬として使用されていたものです。しかし後に、狭心症患者の間で薄毛の改善が見られるようになり、薄毛治療薬として販売されるようになりました。ミノキシジルには血管を拡張する作用があり、頭皮の髪の毛の根元の細胞の毛母細胞や毛乳頭が活性化して発毛が促されます。

同じAGA治療薬のフィナステリドやデュタステリドは抜け毛を抑える効果があるのに対して、ミノキシジルは発毛促進する効果があります。それぞれ薬理作用が異なるため、併用が可能で相乗効果が期待できます。日本皮膚科学会が制定する男性型脱毛症診療ガイドラインでは「ミノキシジル外用を行うよう強く勧める」とされています。

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リグロースの使用方法

乾燥した状態の頭皮で薄毛の気になる箇所に1日2回直接塗布します。薄毛の改善効果は早い方で3か月ほど、多くの方は6ヶ月で効果が期待できます。しっかりとした改善効果を望む場合は1年から3年の使用が必要となります。

リグロースの副作用

副作用として考えられるのはふけ・発疹・かぶれなどがあります。症状が出た場合は使用を中断して水などで洗い流してください。症状が治まらない場合は医師への受診をお願いします。

参考:日本皮膚科学会ガイドライン|男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

参考:薬事日報|ミノキシジル

海外製未承認医薬品に関するご案内

当院では、男性型脱毛症(AGA)治療の選択肢として、海外製のミノキシジル(外用薬)を使用する場合があります。この医薬品は、日本国内ではAGA治療薬として未承認のため、万が一重篤な副作用が発生した場合には、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。

・製品の入手経路について

海外製ミノキシジルは、厚生局が定める正式な手続きに則り、医師の判断のもとで医薬品販売代理店または海外製薬企業から適切に輸入されたものです。当院では、品質管理が確認された製品のみを取り扱っております。

・国内承認薬の有無

現在、ミノキシジル外用薬(例:リアップ等)は国内で承認されています。当院では、海外製の内服薬を中心に、症状に応じた治療選択をご案内しております。

・海外での安全性情報

ミノキシジルは、米国FDA(食品医薬品局)にて高血圧治療薬として承認されており、副作用としての発毛効果が確認されたことから、AGA治療薬として広く使用されています。

この記事の監修者

ドクター

ユナイテッドクリニック
総院長

細田 淳英

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【経歴】

平成15年3月 帝京大学医学部卒業
平成15年5月 帝京大学医学部付属病院勤務
平成19年4月 帝京大学ちば総合医療センター勤務
平成22年4月 山王病院勤務
平成25年10月 池袋ユナイテッドクリニック開院