更新日: 2024/11/23


アンチエイジング総論

この記事の監修者

ドクター

ユナイテッドクリニック
総院長

細田 淳英

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【経歴】

平成15年3月 帝京大学医学部卒業
平成15年5月 帝京大学医学部付属病院勤務
平成19年4月 帝京大学ちば総合医療センター勤務
平成22年4月 山王病院勤務
平成25年10月 池袋ユナイテッドクリニック開院

アンチエイジングとは

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アンチエイジングの意味

アンチエイジング(anti-aging)とは「抗加齢」を意味しますが、実際の年齢に逆らうことは出来ませんので、「抗老化」の意味もあります。つまり、加齢と共に起こるさまざまな体の機能低下を防ぐことを「アンチエイジング」と呼びます。

アンチエイジングの分野

アンチエイジングは、大きく「美容」と「医療・健康」の2つの分野に分けることができます。

〔美容〕

「アンチエイジング」は、先ず美容の世界で使用されました。シワやたるみ、くすみなどといった老化に伴う様々なトラブルを予防・減少し、いつまでも若々しくありたいという願いを叶えるということが大きな目的でした。アンチエイジング美容には、「化粧品」「美容室、エステなどの美容施設」「美容整形」があります。

〔医療・健康〕

2000年頃からアンチエイジングで注目され始めたのが、健康・医療分野です。生活習慣病は、加齢と共に発症リスクが高くなりますが、国内の長寿の進展に伴い、生活習慣病にかかるリスクを軽減してより健康に長寿を目指す「アンチエイジング医学(抗老化医学)」が提唱されるようになりました。

アンチエイジング医学

〔概要〕

アンチエイジング医学とは、「病気の治療」から、「健康な人のさらなる健康」を指導するというプラス指向の医療であり、究極の予防医学でもあります。アンチエイジング医学は生活習慣を改善して健康長寿を目指していく医学です。

〔アンチエイジングの方向性〕

健康維持に向けた指導等も、アンチエイジング医療の領域に入ってきています。また、アンチエイジング医学では、これまでの医療では活用されることがなかったサプリメントの使用や、ストレスケアの対処も含まれています。疾患予防というレベルを超えたアプローチによって、健康レベルをさらに上げていくことが、アンチエイジング医学の方向性となっています。

アンチエイジングの領域

領域 取組み対象 当院の診療

泌尿器科

男性更年期障害、性機能減退、ホルモン、前立腺障害

・ED治療薬療法
・アンチエイジング療法

低用量タダラフィル
エクソソーム療法
サプリメント療法
レノーヴァ、ビガー、
メディカルダイエット

皮膚科領域

抗老化、老人性皮膚炎

内科領域

循環器、呼吸器、消化器、内分泌、代謝

脳神経科

脳血管障害、アルツハイマー病、ストレス

整形外科

骨格筋力減退、骨粗鬆症、変形性関節炎

産婦人科

更年期障害、高齢出産、ホルモン

眼科

老眼、白内障、加齢性黄斑変性

耳鼻科領域

高齢性難聴

歯科領域

歯周炎、歯消失、口腔乾燥、味覚障害

アンチエイジング療法

療法 内容 当院の診療

生活療法

栄養療法、運動療法、精神療法(栄養指導、運動指導、ストレス対応 など)

・ED治療薬療法
・アンチエイジング療法

低用量タダラフィル
エクソソーム療法
サプリメント療法
レノーヴァ、ビガー、
メディカルダイエット

薬物療法

ホルモン補充、免疫強化

サプリメント療法

医師の指導の下で服用(エビデンス重視、機能性が高い素材)

特殊療法

皮膚科、形成外科、美容外科による医療(皮膚疾患への対応、美肌、しわ・たるみ等)

特殊療法

代替え医療(音楽療法、鍼灸、呼吸法、ヨガ、アーユルベーダ)

特殊療法

キレーション療法(有害ミネラルの排出)

当院のアンチエイジング治療

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根治療法としてのアンチエイジング治療

〔根治療法と対症療法〕

〈対症療法〉対症療法とは病気の表面的な症状を抑制・消失させることを目的とした治療法で、ある意味一過性の治療法です。
〈根治療法〉根治療法とは病気そのものを完全に治すことを目的とした治療法です。アンチエイジング治療は根治療法に該当します

〔ED治療の根治療法と対症療法〕

ED治療では性行為時の確実な勃起が注目されるため、バイアグラなどのED治療薬による性行為時の一時的勃起という「対症療法」が重視されがちです。しかし、加齢による老化に伴い男性性機能も低下するため、対症療法による勃起効果も低下する可能性があります。そのため、加齢などによる勃起力低下を中長期的に抑制・改善するための「根治療法」の併用が必要になります。当院の根治療法によるアンチエイジング治療は以下のとおりです。

当院の多角的アンチエイジング治療 多角的診療内容は→(※1)

分類 多角的アンチエイジング治療 ED治療

治療

衝撃波治療

陰圧式
勃起補助具
治療

アンチ
エイジング
治療

エクソソーム
療法

サプリメント
療法

GLP-1
メディカルダイエット療法

服薬治療

機器
および
薬剤

レノーヴァ

ビガー2020

低用量
タダラフィル

エクステム
(エクソソームクリーム)

DHEA
亜鉛

リベルサス

バイアグラ
レビトラ
シアリス等

治療分野

ED

ED
陰茎増大

ED
性力増進

ED・AGA
性力増進
男性美容

ED
性力増進

ダイエット
ED

ED

療法

根治療法(ビガーには対処療法効果もあり)

対症療法

効果期間

長期的(ビガーは性行為時の一時的勃起の即効性あり)

一時的

併用する治療が多いほどED改善効果の向上が期待できます

服薬

不用

必要

特徴

衝撃波による陰茎血管新生で、血流・勃起機能改善

毎日の勃起トレーニングで陰茎増大・勃起機能改善

陰茎内血管を含む全身血管修復作用による男性性機能改善・アンチエイジング

全身の幹細胞から分泌されるエクソソームを患部に投与し衰えた細胞機能・男性性機能・頭髪を改善

男性ホルモン前駆体・亜鉛による男性性機能改善

飲むだけダイエットで「肥満ED」を改善

性交時の勃起促進

参照

(※2)

(※3)

(※4)

(※5)

(※6)

(※7)

下記の「主なアンチエイジング治療の概要」を参照

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アンチエイジング作用

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根治療法としてのアンチエイジング治療

シアリスの有効成分「タダラフィル」には、血管内皮細胞機能を改善し、血管を若返らせる「アンチエイジング作用」の可能性が高いことが分かってきています。こうして血管内皮細胞の若返りにより、生活習慣病の発症を抑制し、これが体の老化防止=アンチエイジングにつながります

具体的なアンチエイジング効果

〈全身の老化防止効果〉

cGMP(環状グアノシン一リン酸)は心血管系だけでなく、脳神経系を含め、全ての細胞の正常化を促す細胞内情報伝達物質としての役割を担っています。タダラフィルは、PDE-5のcGMP(環状グアノシン一リン酸)を分解する働きを抑制することで、cGMPを増加させます。したがって、タダラフィルは全身のアンチエイジング効果が期待されます。

〈血管の老化防止〉

タダラフィルには、血管拡張作用があるため血流をスムーズにし血管へのコレステロール沈着や血栓の発生を予防し、全身の血管(内皮細胞)の若返り、健康増進効果が期待できます。心血管リスク(狭心症や心筋梗塞など)、の軽減に効果があるとも言われています。

〈テストステロン産成増加〉

タダラフィルの血管拡張作用・血流促進作用により筋肉血流量も増加するため、筋力トレーニングによる筋力向上にも効果的で筋量増加に伴い男性ホルモン(テストステロン)量も上昇します。テストステロンの効果として性欲・精力増強、男性更年期障害改善、記憶力・集中力向上、やる気充満・精神安定、骨格・筋肉増強、生活習慣病予防などの若返り効果が期待できます。

〈酸化ストレス低減〉

体に取り込まれた栄養素の多くは細胞の中にあるミトコンドリアで酸化され、活性酸素が発生します。活性酸素の多くは、それを除去する酵素や抗酸化剤で消去されます。しかし、過度な運動や運動不足、偏った食事、喫煙などの不健康な生活習慣などによって、活性酸素の生成と消去のバランスがくずれると酸化ストレスが生じます。そして、酸化ストレスにより活性酸素が細胞を攻撃すると、細胞膜の脂質が酸化し、細胞での栄養と老廃物の代謝が阻害されます。また、細胞の核が損傷すると細胞が死滅したり、悪玉(LDL)コレステロールが酸化されると血管の老化を促進します。このように活性酸素は細胞を傷つけたり死滅させることによって老化を促進するということが分かっています。こうした酸化ストレスに対して、タダラフィルは、酸化ストレス軽減に寄与するとの基礎実験報告(※3)がありますので、アンチエイジング効果が期待できます。

〈血糖尿廟改善〉

低容量タダラフィルの投与がEDを合併する2型糖尿病患者の血糖コントロールを改善したとの研究報告(※4)がありました。

〈その他効果〉

血管性認知症改善(※5)、前立腺肥大症・排尿障害改善(※3)

服用の方法

アンチエイジング治療では、服用時の勃起の必要は無いため、10mg・20mgという高用量は不要です。アンチエイジング効果発現のためには、毎日の服用が副作用なく継続できることが必要ですので、5mg以下の低用量タダラフィルの服用で十分とされています。

〔アンチエイジング単独目的の場合の服用〕

・平常日:5㎎以下の低用量の錠を毎日服用

〔ED治療とアンチエイジング併用目的の場合の服用〕

・平常日:5㎎以下の低用量タダラフィル錠を毎日服用

・性行為の予定のある日:シアリス(有効成分タダラフィル)、バイアグラ、レビトラを24時間以上空けて服用

当院の処方価格と処方メリット

当院では、アンチエイジング治療のために毎日服用する低用量タダラフィルとして、用量3.5mgを推奨しています。

〔当院の処方価格と相場〕

当院

相場

用量

価格

診察料送料

用量

価格

診察料送料

初診

3.5

30
2,980円
(1錠約99円)

0

2.5

20
3,980円
(1錠約199円)

あり

再診

30錠
4,980円

30錠
4,980円

〔当院の処方価格と相場〕

メリット

説明

低初診価格

初診価格が1錠約99円で低価格

効 果

タダラフィル用量2.5mgよりも当院処方の3.5mgの方が効果期待大

診察料

初診・再診とも0円

送 料

北海道・沖縄・離島を含め全国送料無料(ゆうパケット)

注文手続き

毎月の購入手続き不要で、毎月、決まった日に自動的に郵送される「定期購入」が可能

エクソソーム療法のアンチエイジング治療 →詳しくは(※5)

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従来のエクソソーム療法

〔エクソソーム・成長因子の投与〕

全身に存在する幹細胞からエクソソームや数百種類もの成長因子(サイトカイン)が分泌され、ヒト幹細胞を培養する過程で生じる幹細胞培養上清液には、エクソソームや成長因子が豊富に含まれています。この幹細胞培養上清液を患部に投与することで衰えた細胞機能を根本から回復に導く画期的な治療がエクソソーム療法です。健康と美容の両面で様々な「アンチエイジング」効果が期待できます。

〔エクソソームとは〕

エクソソームとは、全身の細胞内に存在し、「細胞機能を正常化する多くの物質」を含み、全身の各細胞に「細胞を正常化する物質」を伝達し、全身の細胞の正常化を促進するアンチェイジング効果が期待できる物質です。

〔治療例〕

エクソソームのアンチエイジング効果を活用した治療としては、女性向けには美肌アンチエイジング治療、男性向けにはED・男性更年期障害による男性性機能アンチエイジング治療が行われています。

〔メリット・デメリット〕

エクソソーム療法は、女性向け美肌治療ではエクソソームを含むクリームを患部に塗るだけの手軽さのメリットがありますが、男性性機能治療では、エクソソームの注射または点滴が必要となり、痛み・内出血・医師による長時間の施術等の不安のデメリットがあります。

新しいエクソソーム療法(クリーム)とメリット

〔手軽な療法〕

従来はエクソソームの皮膚吸収率が低いため、皮膚吸収のエクソソーム療法は不可能でした。しかし、エクソソーム療法(クリーム)では、クリームを陰嚢に塗ると、エクソソームの吸収率が前腕の約42倍の高吸収率になる作用を活用しエクソソームクリーム塗布による男性性機能改善効果の有効性が確認(※11)されました。患部へクリームを塗るだけの「お手軽なエクソソーム療法」が可能になりました。

〔メリット〕

当院で行うエクソソームクリームによる男性性機能改善治療は、クリームをご自身で陰嚢・陰茎・亀頭に塗るだけ(クリーム1本約2万円ですので、従来の病院での痛みの不安を伴う注射・点滴(30万円/1クール)に比べ、大幅に手軽になり治療費の削減も期待できます。

エクソソーム療法の新旧比較

従来の「エクソソーム療法」の治療効果はそのままで、デメリットを解消する、手軽な「エクソソーム療法(クリーム)」男性向けに開発されました。

新しい
エクソソーム療法(クリーム)

従来の
エクソソーム療法

治療対象

男性

男性・女性

治療目的

男性性機能のアンチエイジング
・男性更年期障害の根本的改善
・EDの根本的改善
男性の肌・頭髪アンチエイジング

男性ED・更年期障害治療


女性美肌治療

治療の手軽さ

クリームを、ご自身で塗るだけで手軽、注射・点滴不要

病院での
陰茎注射・点滴

男性性機能の
アンチエイジング

のための治療

エクソソームクリームを陰嚢・陰茎・亀頭にご自身で塗るだけ
でエクソソーム摂取

痛みを伴う注射・内出血を
伴い時間のかかる点滴

によるエクソソーム摂取

美容・頭髪改善
のための治療
(濃度差あり)

男性美容・頭髪改善では
有効成分20%の高濃度
改善期待大きい

美容改善では
有効成分5%程度

原材料

国内産限定

不明

製造

国内産限定

不明

サプリメント療法のアンチエイジング治療 →詳しくは(※6)

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DHEAの服用

DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)は副腎や性腺で合成されるステロイドホルモンの一種で、男性ホルモンの原料になるホルモンです。DHEAのもつ抗酸化作用は、体の酸化、つまり体の老化を防ぐ働きがあるとされ、アンチエイジング作用が注目され若返りホルモンとも呼ばれます。DHEAは男性ホルモンとしての性質もあり、性欲や精力と関わりがあり、一生を通じてのDHEAの分泌量は、20代前半のピークから減少し40代ではピーク時の半分程度まで減少します。そのため、DHEAサプリメントを毎日1錠服用することで、加齢と共に減少するDHEAを低予算で手軽に補い老化防止・若返り・勃起など男性性機能改善を目指すことをお勧めします。当院のDHEA価格は、90日分4,990円(初診)ですので、1日当り約55円です。

医療用亜鉛の服用

〔亜鉛不足の現状〕

推奨される亜鉛摂取量は成人男性で11mg/日程度ですが(※12)、成人男性の実際の摂取量は9mg未満で推奨量よりも不足気味です。(※13)

〔亜鉛不足による男性ホルモン減少〕

男性ホルモンの95%はテストステロンで、その 95%は睾丸で生成・分泌されます。亜鉛は睾丸でライディッヒ細胞からのテストステロンの生成と分泌に不可欠なため亜鉛不足はテストステロン低下要因になります。

〔男性ホルモン減少によるED発症リスク〕

性欲、性衝動は男性ホルモンであるテストステロンの作用です。従ってテストステロンの減少は男性機能を低下させ、性欲減退、勃起力衰退、ED発症リスクが高まる要因(※14)となり得ます。

〔ED治療薬と亜鉛の同時服用の相乗効果〕

亜鉛については男性機能を増進するテストステロンを増やす顕著な効果が研究報告(※15)されていますので、勃起の即効性あるED治療薬との相乗効果が期待できます。従って当院では、ED治療薬と「濃度・吸収率の高い院内処方の医療用亜鉛」(100日分2,900円、1日当り29円)の同時服用を推奨しています。

その他のサプリメントの服用

〔マカ〕

マカはアンデス高地に植生する植物で必須アミノ酸やミネラル、ビタミンを多く含み、極めて優れた栄養値を示すことから『天然のバイアグラ』とも呼ばれています。古くからマカの効能は知られており、性欲増進・性交回数の増加等の効果があります。(※16)

〔ビタミンB〕

男性ホルモン「テストステロン」は30歳半ばから年間1%減少しますが、亜鉛とビタミンBがテストステロンを維持・増加させます。亜鉛やマカと併用することで男性性機能改善・男性更年期障害改善の相乗効果が期待できます。(※16)

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