子作りは何から始める?性行為の頻度や始める時期、必要な準備などを解説

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公開日:2024年05月30日更新日:2024年05月30日

子作りは何から始める?性行為の頻度や始める時期、必要な準備などを解説

「そろそろ子作りを考えているけど、何から始めればいいの?」

「いつか子どもが欲しいけど、今しておくべきことはある?」


子どもは授かりもので、子作りを始めてもすぐに妊娠できるとは限りません。


出産にはタイムリミットがあるため、子どもを望む夫婦は早めに行動することが大切です。すぐに妊活を考えていなくても、妊娠しやすい身体に整えておく必要があります。


スムーズに妊活に取り組めるよう、本記事では子作りを始める前に確認しておくべきポイントや必要な準備などを解説します。

この記事の監修者

ユナイテッドクリニック総医院長

細田 淳英

【経歴】

平成15年3月 帝京大学医学部卒業
平成15年5月 帝京大学医学部付属病院勤務
平成19年4月 帝京大学ちば総合医療センター勤務
平成22年4月 山王病院勤務
平成25年10月 池袋ユナイテッドクリニック開院

子作りを始める前に確認しておくべきポイント

子作りを考えているのであれば、以下のポイントを確認しておくことが大切です。

  • 自分とパートナーが健康な状態にあるか
  • 生活リズムは規則正しいか
  • 妊活に関する知識を身につけられているか
  • 自分の月経周期や排卵日を把握できているか
  • 体重を管理できているか
  • 心の準備はできているか
  • かかりつけの医療機関を見つけられているか
  • 子作りに最適な環境であるか
  • 周りのサポートを受けられる環境であるか

順番にチェックしていきましょう。

自分とパートナーが健康な状態にあるか

子作りに向けて、まずは自分とパートナーの健康状態に問題がないかを把握しましょう。

心身の健康は、妊娠の成功率を高めるだけでなく、健やかな妊娠・出産のための基盤となります。心身に不調がある方は、この機にクリニックを受診してみるのもおすすめです。

持病がある方や服用中の薬がある方は、医師に相談して妊娠を希望していることを伝えましょう。

生活リズムは規則正しいか

不規則な生活が続くと、女性ホルモンのバランスや生理周期が乱れます。結果として排卵が起こりにくくなることもあるため、妊娠に向けた身体づくりとして規則正しい生活を送りましょう。

男性の不規則な生活は、精子の質が低下する要因にもなります。規則正しい生活をするとともに、喫煙や過度の飲酒を避け、健康的な生活を心がけることも大切です。

妊活に関する知識を身につけられているか

排卵周期を知ることはもちろん、排卵から受精、そして着床するまでのプロセスを理解しておくことも大切です。

さらに排卵日の計算方法や妊娠しやすいタイミングについて学び、妊娠確率を上げるための情報を得ましょう。

妊娠に関する知識を身につけておくと、なかなか妊娠しない場合に不妊治療の選択も冷静に考えられます。

自分の月経周期や排卵日を把握できているか

基礎体温を測定し、自分の月経周期や排卵日を把握しておきましょう。

基礎体温は自分の身体のリズムを知るバロメーターであり、排卵が起こっているかどうかの判断材料にもなります。

1ヶ月の基礎体温が低温期と高温期の二相に分かれておらず、体温にほとんど変化がない場合は、排卵が起きていない可能性があります。

無排卵月経が続くと妊娠する力も弱まっていくため、月経不順の方や無排卵月経が疑われる方は、一度レディースクリニックに相談するのが望ましいです。

体重を管理できているか

痩せ過ぎも太り過ぎも、さまざまな弊害から妊娠しづらくなる可能性があります。妊娠能力を高めるに、体重管理をして適正なBMI値を目指しましょう。

日本肥満学会では、BMIが25以上を肥満、18.5未満を低体重としています。

子作りに向けて、BMIの値は18.5〜25.0の範囲内におさめるのが望ましいです。

心の準備はできているか

子作りを始めるなら、親になるための心構えも必要になってきます。どのように育てていきたいのか、夫婦で子育てについて話し合っておきましょう。

また、妊活中の女性は、「着床したかな?」と気持ちが落ち着かない状態になりやすいです。精神的な負担がかかることもあるため、パートナーとのコミュニケーションを大切にして支え合いましょう。

かかりつけの医療機関を見つけられているか

子作りを始めるにあたり、信頼できるかかりつけの医療機関を見つけておくのがおすすめです。

可能であれば、自宅からなるべく近い場所で見つけましょう。

不妊治療の相談ができるクリニックなら、なかなか妊娠しない場合に原因を調べることができ、早期に対処できます。

子作りに最適な環境であるか

健康的な食生活ができているか、運動不足になっていないかなど、子作りに最適な環境であるかどうかも確認しましょう。

夫婦で生活習慣を見直し、妊娠しやすい環境を整えることが大切です。

アルコールやタバコを控える、睡眠の質を見直す、冷え性対策をするなど、子作りに向けて無理のない範囲で始めていきましょう。

周りのサポートを受けられる環境であるか

産後の身体はボロボロなうえ、ホルモンバランスの乱れや睡眠不足も相まって情緒不安定になる可能性があります。

また、子育てへの責任感やプレッシャーから育児ノイローゼになる可能性もあるため、身近に頼れる存在があると心強いです。

頼れる友人や家族などが周りにいない場合は、民間の育児相談や子育て支援センターについて把握しておきましょう。

子作りはいつから始める?早めが望ましいものの話し合いで時期を決めるべき

女性の場合、30代後半に差し掛かる35歳からは、自然妊娠できる確率がグッと低下します(※1)。加齢とともに卵子は減少し、老化するからです。

妊娠率を考えると子作りは早めに始めたいところですが、経済面や環境面が課題となる場合もあるため、夫婦で話し合う必要があります。

年齢から焦りが生まれやすい女性と、子づくりへのプレッシャーや不安を感じやすい男性。ふたりの間に温度差が生まれると距離ができてしまうこともあるため、相手の意見を尊重しながら、子作りやライフプランに関する話し合いの機会を設けるようにしましょう。

(※1 参考)一般社団法人 日本生殖医学会|年齢が不妊・不育症に与える影響

子作りをする際の性行為のタイミングは?排卵1~2日前を狙う

妊娠を望むのであれば、最も妊娠の可能性が高いとされる排卵1〜2日前に性行為をするのがおすすめです。

妊娠するには、卵巣から排卵された卵子と射精された精子が卵管で受精する必要がありますが、卵子の寿命は約1日、精子の寿命は約3日しかありません。

排卵日当日に射精しても、卵子が生きている間に精子が卵管に辿り着けない可能性があるため、排卵日の2日前くらいから性交渉を持つようにしましょう。

排卵日は基礎体温の変化や市販の排卵日予測検査薬を使うことで自分でも予測できますが、医師に指導してもらうこともできます。

病院で行うタイミング法では、超音波検査や血中ホルモン値などを参考にするため、自己流のタイミング法よりも排卵日を正確に推測でき、妊娠の可能性が高くなります。

子作りをする際の性行為の頻度は?多さよりもタイミングが重要

妊娠の確率を上げるには、性行為の回数よりもタイミングが重要です。

妊娠する可能性があるのは、排卵日の6日前から排卵日の1日後ほどであるため、やみくもに夫婦生活を持つのではなく排卵日を意識しましょう

ピンポイントに狙うのであれば、排卵1〜2日前がおすすめです。寿命の長い精子が先に卵管でスタンバイしておくことで、受精しやすくなります。

子作りが可能な年齢は何歳まで?女性は40代前半~閉経まで妊娠の可能性がある

女性は閉経を迎えると妊娠できなくなります。 日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが、早い人では40歳台前半、遅い人では50歳台後半と個人差が大きいことも理解しておきましょう。(※1)

また、閉経直前まで妊娠できるかというと、そうでもありません。閉経は、加齢とともに卵巣機能が低下し、10年ほど月経不順の状態が続いたのち始まるため、閉経の10年ほど前から妊娠しにくい状態になっています。

なお、1周期あたりの妊娠率は以下のとおりです。(※2)

  • 25歳:25~30%
  • 30歳:25~30%
  • 35歳:18%
  • 40歳:5%
  • 45歳:1%

1年間避妊しないで性交渉をした場合、妊娠確率は以下のようになります。(※2)

  • 20歳~24歳:86%
  • 25歳~29歳:78%
  • 30歳~34歳:63%
  • 35歳~39歳:52%
  • 40歳~44歳:36%
  • 45歳~49歳:5%
  • 50歳以上:0%

女性が妊娠できる期間は限られています。上記はあくまで統計であり、実際は早発閉経(40歳未満で無月経となる状態)になるケースもあるため、子どもを望むなら早めに家族計画を立てたほうがよいでしょう。

(※1 参考)公益社団法人 日本産科婦人科学会
(※2 参考)婦人科ラボ|実は思っているほど高くない「自然に妊娠できる確率」

子作りには男性側の協力も欠かせない

子作りは夫婦2人で取り組むものです。妊娠の確率を上げるために、男性は以下の2点に留意しておきましょう。

  1. 良質な精子を作るための栄養を摂取する
  2. 勃起不足で性行為が上手くいかない場合はED治療を受ける

また女性も上記について把握し、必要に応じて男性をサポートすることが大切です。それぞれ解説していきます。

良質な精子を作るための栄養を摂取する

精子の質向上には、ビタミンやベータカロチン、リコピン、ミネラルを多く含む食材を積極的に摂るといいとされています。

おすすめの食材は以下のとおりです。

  • 緑黄色野菜
  • 牡蠣
  • シジミ
  • 海藻
  • ナッツ類

良質な精子には妊娠させるパワーがあるため、食生活を見直してみましょう。

なお、トランス脂肪酸(マーガリン等)や加工肉(ハム、スパム等)は精子の質を低下させる恐れがあるため、妊活中は極力避けるのをおすすめします。

勃起不足で性行為が上手くいかない場合はED治療を受ける

満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない状態が続くことはEDに該当します。(※1)

EDを発症する確率は、加齢とともに増加します。

妊活へのプレッシャーから症状が悪化する恐れがあるため、少しでも心当たりのある方はクリニックに相談しましょう。

【医師からのコメント】

勃起不足が子作りに与える影響は決して少なくありません。

実際、当院でも子作りのタイミングでEDを発症し来院される患者さまが多くいらっしゃいます。

(※1 参考)日本性機能学会/日本泌尿器科学会|ED診療ガイドライン

子作りがうまくいかない場合は不妊検査も検討

子作りがうまくいかない場合は不妊検査を検討してみましょう。

不妊検査では、超音波を使って子宮や卵巣の状態を確認したり、血液を採取して各ホルモンを検査したりします。

他にも、卵管が通っているかどうかを調べる子宮卵管造影検査や、精子が子宮の中に入っていきやすいかどうかを調べるフーナーテストなどがあります。

男性の場合は、精液の量や濃度、運動率などを調べます。

不妊検査の結果から妊娠に向けた最適なアプローチをとることもできるため、まずは夫婦で診察を受けてみましょう。

子作り前に準備しておくべき貯金額は?約4割が100万円未満だが多い方が安心

【妊娠から出産までにかかる費用】

  • 妊婦健診
  • 入院・分娩
  • マタニティー用品
  • ベビー用品

JA共済の調査によれば、出産時の貯金額は、全体の約4割が100万円未満です。

貯金額は多ければ多いほど安心に繋がります。

健康保険に加入していれば出産育児一時金50万円が支給されますが、深夜加算・休日加算などで費用がかさみ、出産育児一時金だけで出産費用を全て支払えないこともあります。

出産後の育児や教育費のためにも、なるべく貯金はしておきたいものです。

まとめ

子作りを考えているのであれば、以下のポイントを確認しておきましょう。

  • 自分とパートナーが健康な状態にあるか
  • 生活リズムは規則正しいか
  • 妊活に関する知識を身につけられているか
  • 自分の月経周期や排卵日を把握できているか
  • 体重を管理できているか
  • 心の準備はできているか
  • かかりつけの医療機関を見つけられているか
  • 子作りに最適な環境であるか
  • 周りのサポートを受けられる環境であるか

妊活は夫婦で協力し合うことが大切です。

男性の場合は、ストレスやプレッシャーから、若くても「EDで妊活ができない…」と悩む方も少なくありません。

もし勃起力が低下している実感があるなら、一度クリニックに相談してみましょう。もしくはパートナーの勃起力に問題がありそうなら、さりげなく受診を勧めてみてください。

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