包茎は勃起を妨げる?勃起不全(ED)との関係や克服方法を解説

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更新日:2025年01月30日 公開日:2025年01月30日

この記事の監修者はユナイテッドクリニックの細田 淳英です。
包茎は、勃起時の痛みやコンプレックスから心因性の勃起不全を引き起こすことがあります。

また、包茎は見た目だけでなく、性行為のパフォーマンスや衛生面にも影響を与えるため注意が必要です。

本記事では、包茎の種類ごとに勃起不全との関係を詳しく解説していきます。克服方法についても触れていますので、包茎が気になる方はぜひ参考にしてみてください。
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この記事の監修者

ユナイテッドクリニック総医院長

細田 淳英

【経歴】

平成15年3月 帝京大学医学部卒業
平成15年5月 帝京大学医学部付属病院勤務
平成19年4月 帝京大学ちば総合医療センター勤務
平成22年4月 山王病院勤務
平成25年10月 池袋ユナイテッドクリニック開院

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包茎は勃起不全の間接的な原因となる

包茎と勃起不全はまったく別のメカニズムです。

包茎自体が直接的に勃起不全を引き起こすわけではありませんが、包茎であることに対するコンプレックスが心理的負担となり、心因性EDを発症することがあります。

心因性EDとは、身体的な異常がないにもかかわらず、ストレスや不安などの心理的要因によって勃起が妨げられる状態です。

包茎の人は性行為に対して不安や抵抗感を抱くことが少なくありません。

性行為自体に否定的な考えを持ったり、性行為に消極的になったりすることもあり、結果として勃起不全につながる可能性があるのです。

【医師からのコメント】

包茎が原因で心因性EDを発症する方は決して珍しくありません。

実際に私が見てきたED患者さんの中にも、包茎によって心因性EDを発症されている方が多くいらっしゃいます。

【種類別】包茎によって生じる勃起不全

ここからは、包茎の種類ごとに勃起不全との関係を解説していきます。

  • 仮性包茎による心因性ED
  • 真性包茎による心因性ED
  • カントン包茎による心因性ED

順番にチェックしていきましょう。

仮性包茎による心因性ED

仮性包茎による心因性ED

仮性包茎は包茎の中で最も一般的なタイプです。普段は亀頭が包皮に覆われていますが、手で簡単に剥くことができる状態で、勃起時には痛みや違和感なく亀頭が露出します。

治療の必要がない包茎とされていますが、「包皮が完全にむけているのが正常」という認識が広く存在していることもあり、仮性包茎の方は「普通ではない」と見た目に対するコンプレックスが強くなりやすいです。

また、ポルノや性的なコンテンツに登場する男性はほとんどが包皮が完全にむけた状態で描かれているため、「包皮が覆った状態は恥ずかしい」「自分は劣っている」などと仮性包茎をネガティブに捉える心理が強化されることも少なくありません。

結果として、見た目のコンプレックスから性行為に対する自信を失い、心因性EDを発症することがあります。

真性包茎による心因性ED

真性包茎による心因性ED

真性包茎は、包皮口(包皮の先端)が狭く、通常時はもちろん、勃起時にも亀頭が露出しない状態です。

勃起時には包皮が引き伸ばされて圧迫感が生じ、痛みや不快感が増すため、「勃起したら痛い」という恐れが心因性EDを招く要因になります。

また、勃起のたびに痛みを感じることが繰り返されると、予期不安が強まり、勃起不全が慢性化してしまうことも少なくありません。

カントン包茎による心因性ED

カントン包茎による心因性ED

カントン包茎は、包皮口が極端に狭くなっており、亀頭を無理に露出させると包皮が亀頭の根元で強く締め付けられる状態です。亀頭を露出できたとしても、包皮が元に戻らず、亀頭の周囲で締め付けが続きます。

カントン包茎は真性包茎以上に勃起時の痛みが強く、「勃起=痛み」という恐怖から勃起自体を避けるようになり、結果的に心因性EDを引き起こすことがあります。

【医師からのコメント】

カントン包茎の方は包皮が亀頭の根本で締め付けられるため、勃起時の痛みが強く出る場合があります。

痛みのため性行為が苦痛となり、心因性EDを発症する可能性があります。

勃起面以外で包茎によって生じる弊害

包茎は勃起不全だけでなく、以下のような弊害を引き起こします。

  • 不衛生になりやすい
  • コンドームが外れやすい
  • 早漏になりやすい

それぞれ解説していきます。

不衛生になりやすい

包茎の方は亀頭が常に包皮に覆われているため、亀頭と包皮の間に汚れや恥垢が溜まりやすいです。

亀頭と包皮の間に汚れや恥垢が溜まると、強い臭いが発生したり、炎症を引き起こしたりすることがあります。

また、不衛生な状態が続くと性病のリスクも高まります。

包皮は亀頭を覆っているため通気性が悪く、湿度も高いことから細菌やカビが繁殖しやすい状態です。必要に応じて治療も検討しましょう。

コンドームが外れやすい

包茎の状態でコンドームを使用すると、性行為中にコンドームが外れやすくなることがあります。

これは、性行為中に包皮が前後に動くため、コンドーム自体も一緒にズレてしまうことが原因です。

コンドームが外れると、避妊の失敗や性病感染のリスクが高まります。

また、一度コンドームが外れる経験をすると、「今回も外れてしまうかも」と不安が強くなり、勃起が妨げられてしまうケースも少なくありません。

早漏になりやすい


包茎の状態では亀頭が常に包皮に覆われているため、亀頭が刺激に慣れておらず、外部の刺激に晒される機会が少なくなります。

亀頭が非常に敏感な状態が続くと、性行為時に少しの刺激でも過剰に反応してしまうため早漏になりやすいです。

性行為の経験が少ない場合は、より一層その傾向が強くなる傾向にあります。

女性目線の包茎に対する印象

女性の包茎に対する印象は、その人の知識や経験によって異なりますが、「不潔」「性病の原因になる」といったネガティブなイメージが一定数あります。

こうした女性からのイメージを意識することで、さらにコンプレックスに感じるかもしれません。

しかし、包茎の状態や日々のケアによっては「不潔」「性病の原因になる」は事実なので、相手のためにも自分のためにも、包茎と向き合っていく必要があります。

包茎による勃起不全(心因性ED)を克服する方法

包茎による勃起不全を克服する方法は以下のとおりです。

  • 包茎を治療する
  • パートナーの理解を得て性行為に臨む
  • ED治療薬を使う

それぞれ解説していきます。

包茎を治療する

包茎治療は勃起不全の根本的な解決策としてもっとも確実な手段です。

特に、真性包茎やカントン包茎の場合、手術によって包皮を除去することで勃起時の痛みや締めつけが解消されるため、心因性EDの克服につながります。

仮性包茎の場合は必ずしも治療の必要はありませんが、見た目のコンプレックスが強い場合には治療を検討してみましょう。

パートナーの理解を得て性行為に臨む

包茎による勃起不全を克服するためには、パートナーの理解を得ることが大切です。

恥ずかしいかもしれませんが、パートナーに包茎の状態を素直に伝え、理解を得ましょう。

「恥ずかしい」という気持ちを抱えたままだと性行為に対する緊張が高まり勃起不全につながりやすいため、パートナーとオープンにコミュニケーションを取れる関係性を目指してみるのをおすすめします。

リラックスした状態で性行為に臨むことができれば、心因性EDの改善が期待できます。

ED治療薬を使う

ED治療薬は血流を促進して勃起をサポートしてくれるため、心因性EDにも有効です。

不安やストレスなど気持ちの問題でうまくいかなくても、ED治療薬を使えば身体が反応しやすくなります。成功体験を重ねることで自然と不安も和らぎ、薬なしで勃起しやすくなるケースも多いです。

ただし、包茎による勃起時の痛みがある場合は、痛みへの恐怖や不安が勝ち、治療薬の効果が十分に発揮されないこともあります。

ED治療薬の使用を検討する際は、包茎の状態も含めて医師に相談することから始めましょう。


包茎の男性がED治療薬を使う際の注意点


最後に、包茎の男性がED治療薬を使う際の注意点をご紹介します。

勃起で痛みが生じるタイプの包茎の場合は安易に使用しない

真性包茎やカントン包茎の場合、ED治療薬の使用には注意が必要です。

ED治療薬はペニスの血流を促進し、通常よりも亀頭を強く膨張させる可能性があるため、真性包茎やカントン包茎の状態でED治療薬を使用すると勃起時に強い痛みが生じることがあります。

無理に勃起を促すことで亀頭がうっ血し、悪化することもあるため、勃起で痛みが生じるタイプの包茎の方は、事前に医師に相談し適切な治療法を検討することが重要です。

性的興奮がないと勃起は促進されない

ED治療薬は、薬を服用しただけで自然に勃起するわけではありません。ペニスへの血流を増加させることで勃起を助けるもので、性的興奮が得られて初めて効果を発揮します。

包茎へのコンプレックスが強く性行為に消極的になっている場合は、そもそも性的興奮を感じにくくなるため、ED治療薬の効果が発揮されない可能性があります。

性行為に対する恐怖や緊張が強い場合は、ED治療薬に頼るだけでなく、精神的なストレスや不安を取り除くことも大切です。

まとめ

包茎は直接的に勃起不全を引き起こすわけではありませんが、コンプレックスや勃起時の痛みから心因性EDを発症することがあります。

コンプレックスを解消するのはもちろん、性行為をより楽しむためにも、包茎による勃起不全が気になる方は泌尿器科などで適切なアプローチ方法を相談しましょう。

取り組みやすいものとしてはED治療薬です。ED治療薬で体が反応しやすい状態に整えておくことで、勃起不全を回避しやすくなります。

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