セックスレスによる離婚率は？結婚歴のある男女300名に聞いた実情

セックスレスによる離婚率は5.7%

結婚歴があり、かつセックスレスの経験がある男女300名にアンケートしたところ、実際に離婚に至った割合は男性で4%、女性で6.7%でした。全体での離婚率は5.7%という結果になりました。

なお、実際に離婚に至ってなくても、セックスレスを理由に離婚を考えたことがある割合は男性で26.7%、女性で26.6%です。

セックスレスは離婚の原因になる可能性が十分にあるため、甘く見てはいけません。

セックスレスが離婚の原因となる理由

セックスレスが離婚の原因となる理由としては、以下のような要因が考えられます。

順番にチェックしていきましょう。

浮気に走るきっかけとなるから

セックスレスが続くと、性欲の捌け口をパートナー以外で探してしまい、浮気につながります。

パートナー以外の異性と性的な関係を持つことは不貞行為とみなされます。

また、不貞行為は法律上認められる離婚事由の一つとされており、配偶者の不貞行為を理由に離婚を選択するケースは多いです。

信頼関係の低下につながるから

身体面での繋がりがなくなったことで、当初よりもお互いを思う気持ちがなくなってしまうこともあります。

セックスは親密さを育む行為の一つであり、パートナーと良好な関係を基くうえで大切な行為です。特に女性は愛情を確かめ合う行為としてセックスを重要視しています。

セックスレスになると、信頼関係の低下につながり、気持ちのすれ違いが離婚の引き金となります。

相手のプライドを傷つけるから

セックスレスは相手のプライドを傷つけ、夫婦の間に溝ができることもあります。

パートナーにセックスを断られることで、「自分には魅力がない」「もう歳なのかも」といった気持ちになり、自尊心を失うのです。

自尊心を失い夫婦の間に溝ができた結果、離婚を選択するケースも珍しくありません。

セックスレスを理由に離婚はできる？状況によっては認められる

セックスレスを理由に離婚できるかどうかは、民法770条1項5号の「婚姻を継続し難い重大な事由」にあたるかどうかが問題になります。

セックスレスが民法770条1項5号の「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当する場合、離婚が認められます。

具体的なケースをみていきましょう。

離婚が認められるケース

セックスレスが夫婦関係を破綻してしまうような重大事である場合には離婚が認められます。

例えば次のような場合は離婚が認められる可能性があるでしょう。

なお、妻が妊娠中の場合や、双方が高齢で性行為が難しい場合など、セックスレスでもやむを得ない場合を除きます。

離婚が認めらないケース

セックスレスでも円満な婚姻生活が続いているのであれば、離婚は認められません。

次のような場合、セックスレスは離婚原因になりません。

どちらかが病気を患っていて性行為が困難な場合や、夫が勃起不全で性行為ができない場合は、セックスレスでも離婚が認められない可能性が高いです。

セックスレスを理由に浮気（不倫）をする既婚者の割合は1〜2割

セックスレスの経験がある男女300名にアンケートしたところ、既婚でありながらセックスレスを理由に浮気をしたことがある人の割合は男性で22.4%、女性で10.5%でした。男性の方が約2倍多い結果となりました。

単に性的欲求を満たすために浮気に走ってしまう方もいれば、寂しさから浮気に走ってしまう方もいます。

いずれにせよ、浮気が見つかった場合は法律上の不貞行為にあたります。離婚を言い渡されるだけでなく、慰謝料請求につながることもあります。

セックスレスは結婚してから2年目以降に増加する

1年以内にセックスレスになる割合は2割以下ですが、2年目以降に増加します。

夫婦生活が長くなるにつれてセックスレスの可能性が高まる理由としては、以下のような要因が考えられます。

夫婦生活が長くなると、お互いの関係は恋人よりも家族に近いものになってくるため、異性として見られなくなってしまう傾向にあります。それに加えて育児や仕事のストレスなどが加われば、どうしても性行為の機会も少なくなってきます。

セックスレスになりやすい夫婦の特徴

ここからは、セックスレスになりやすい夫婦の特徴をご紹介します。

それぞれ解説していきます。

夫婦間のコミュニケーションやスキンシップが年々減っている

夫婦間のコミュニケーションやスキンシップが年々減っている場合はセックスレス予備軍といえます。

会話がほとんどなく、キスやハグなど肌と肌の触れ合いもほとんどない場合は密接な関係を築くのが難しく、性行為の機会も減ってしまうのです。

コミュニケーションやスキンシップは心を交流させるためにも欠かせません。

深刻なセックスレスに陥る前に、意識してコミュニケーションやスキンシップをとるようにしましょう。

仕事や家事が忙しくて二人の時間が取れない

仕事や家事が忙しくて二人の時間が取れない夫婦もセックスレスになりやすいです。

時間も気力も体力もないとなれば、当然性行為は後回しになります。気づいたらセックスレスになっていた、という夫婦も少なくありません。

仕事や家事に追われているのであれば、意識して「二人の時間」を確保しないと、すれ違い生活からセックスレスになる可能性が高いです。

もともとセックスの内容が淡白である

もともと愛情表現に重きを置いたセックスをしていなかった場合、夫婦生活が長くなるにつれて自然とセックスから遠ざかる傾向にあります。

セックスの内容が淡白な場合は、夫婦でスキンシップの在り方について話し合い、愛情表現に重きを置いたセックスを意識するようにしましょう。

男性側の性欲減退が顕著に現れている

男性は、歳を重ねるごとに性欲減退や勃起不足のリスクが高まります。

男性側の性欲減退が顕著に現れている場合はセックスレスになるのも時間の問題です。

また、性欲減退の原因は加齢だけではありません。疲労やストレスも性欲減退を加速させるため注意が必要です。

男性側の勃起不足でセックスレスになっているならED治療も視野に入れよう

EDとは、満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない状態が続くことです（※1）。

男性側の勃起不足でセックスレスになっているなら、ED治療も視野に入れましょう。

ED治療薬を服用すると、勃起反応が高まり、少しの性的興奮でもスムーズに勃起できるようになります。勃起力や持続力も高めてくれるため、中折れでお悩みの方にもおすすめです。

当院ではオンラインにてED治療薬の処方を実施しているので、お気軽にご相談ください。

（※1 参考）日本性機能学会/日本泌尿器科学会｜ED診療ガイドライン

まとめ

セックスレスによる離婚率は5.7%ですが、セックスレスを理由に離婚を考えたことがある割合は男性で26.7%、女性で26.6%です。

離婚に至らなかったとしても、セックスレスは夫婦関係に亀裂を生む可能性が高いため、以下の「セックスレスになりやすい夫婦」に当てはまる方は危機感を持ちましょう。

また、「勃起しにくい」「中折れする」など、少しでも勃起力の低下に心当たりがある方はユナイテッドクリニックまでご相談ください。ユナイテッドクリニックではオンラインでED治療薬の処方を実施しています。