バイアグラの歴史とは?狭心症の薬として開発され現在に至るまで

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公開日:2024年04月29日 更新日:2024年04月29日

バイアグラの歴史とは?狭心症の薬として開発され現在に至るまで

バイアグラは、はじめからED治療薬として開発されたわけではありません。


狭心症の治療薬を開発する中で、偶然にも勃起を促進する作用が発見され、最終的にED治療薬として採用されたものです。


どのような経緯でバイアグラが誕生し、日本でも販売されるようになったのでしょうか。バイアグラの歴史について詳しく見ていきましょう。

この記事の監修者

ユナイテッドクリニック総医院長

細田 淳英

【経歴】

平成15年3月 帝京大学医学部卒業
平成15年5月 帝京大学医学部付属病院勤務
平成19年4月 帝京大学ちば総合医療センター勤務
平成22年4月 山王病院勤務
平成25年10月 池袋ユナイテッドクリニック開院
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バイアグラが開発されるまでの歴史〜元々は狭心症の治療薬だった〜

バイアグラの主成分であるシルデナフィルはもともと、狭心症の治療薬として開発されていました。

臨床試験を繰り返しても狭心症への有用性は認められませんでしたが、臨床試験に参加した男性から、「勃起を促進する作用があった」という報告が寄せられました。

勃起促進の作用があることから、臨床試験が終わってからもなぜか薬を返却しようとしない男性が何名もいたという噂もあります。

臨床試験の結果から狭心症の治療薬としては販売に至りませんでしたが、副作用として勃起改善の効果が見つかり、偶然にもED治療薬としての新たな用途が見いだされたのです。

バイアグラがED治療薬として承認されるまでの歴史

シルデナフィルに勃起改善の効果が見つかったことから、EDの治療薬としての研究が進められ、1998年にバイアグラとしてアメリカで承認販売されました

アメリカで爆発的なヒット薬となったバイアグラの噂は、日本でも瞬く間に広がります。

アメリカでバイアグラが販売されたばかりの頃は、日本ではまだ発売の許可が降りていなかったため、個人輸入でバイアグラを入手する人が増えました。

その結果、バイアグラの禁忌事項を知らずに服用し、重篤な副作用が生じた事例が寄せられたため、日本でも異例のスピードで承認されています。

日本でバイアグラが承認されたのは1999年1月で、アメリカで販売開始された翌年のことです。

【医師からのコメント】

初めにアメリカで大ヒットしたバイアグラですが、日本においては1997年に某お笑いタレントさんがバイアグラをお酒と一緒に大量摂取して救急搬送されたというニュースがマスコミに取り上げられ、一気に認知度が広まりました。

本来は安全な薬であるバイアグラが「危険な薬である」というイメージになってしまったのは、この事件がきっかけであったと言っても過言ではありません。

バイアグラの語源は「ナイアガラの滝」からきている

バイアグラという薬品名には、「男性の精力(生命力)がナイアガラの滝のように溢れ出るほど満たされる」といった意味が込められていると言われています。

バイアグラの語源は諸説ありますが、「NIAGARA(ナイアガラの滝)」と「VITAL(生き生きとした)」の2つを合わせた造語という説が有力です。

音声的にも力強いイメージを連想させることが意図されています。

現在認められているバイアグラの効果

バイアグラは、勃起不全の方(満足な性行為を行うに十分な勃起とその維持が出来ない患者)に処方される薬です。(※1)

バイアグラには勃起を促進する効果があり、性的刺激を受けた際に勃起が起きやすくなります

バイアグラを服用すると陰茎海綿体への血流量が増大し、陰茎が十分な硬さを保ちやすくなるため、勃起時の硬さを高める効果や中折れを防止する効果も期待できます。

(※1 参考)添付文書|バイアグラ

現在販売されているバイアグラの種類とメーカー

バイアグラの先発薬は、ヴィアトリス製薬から販売されています。錠剤タイプとフィルムタイプの2種類があります。

製剤名 ・バイアグラ錠25mg/50mg
・バイアグラODフィルム25mg/50mg
有効成分 シルデナフィルクエン酸塩
製造販売元 ヴィアトリス製薬株式会社
(2021年9月よりファイザー社から移管)

バイアグラのジェネリック医薬品(後発薬)は、日本国内でもさまざまな会社から製造販売されています。

製剤名 シルデナフィルクエン酸塩錠
有効成分 シルデナフィルクエン酸塩錠
製造販売元 東和薬品
キッセイ薬品工業
陽進堂
富士化学工業
辰巳化学
武田テバファーマ

ジェネリック医薬品でも、先発薬のバイアグラと同等の効果が期待できます。価格もバイアグラの半額程度で購入できるため、低予算でED治療を始められます。

なお、ODフィルムは先発薬のみで、ジェネリック医薬品としては販売されていません。

バイアグラ普及後、競合薬が誕生した歴史

服用するだけで勃起を促せる画期的な治療薬として世界中でヒットしたバイアグラですが、欠点もありました。

それは、食事の影響を受けやすいことと、効果が現れるまでに約1時間かかることです。

バイアグラを食後に飲むと薬の効果が弱まるため、食事のタイミングを気にする必要がありました。

また、バイアグラは服用から約1時間後に効き目のピークを迎えるため、逆算して服用する必要があります。

これらの欠点を補うかたちで、レビトラやシアリスが開発されました

【医師からのコメント】

レビトラやシアリスはバイアグラの欠点を補った薬であるにも関わらず、なぜ今なおバイアグラの方が人気なのか?それはバイアグラが世界で初めて、飲むだけでEDを治すことができるという画期的な薬だったからです。

発売当初のインパクトは凄まじく、いまだにED薬=バイアグラと考える人がほとんどです。このようにバイアグラの圧倒的な知名度が、根強い人気に繋がっています。

レビトラの誕生

レビトラ

レビトラはバイアグラの次に登場したED治療薬です。2003年にドイツの製薬会社バイエル薬品が販売を開始し、翌年の2004年には日本で認可されました。

レビトラは即効性に優れており、効果が現れるまでにかかる時間は服用からわずか15分〜30分程度です。食事の影響を受けにくいのも特徴で、食後すぐにでも使えます。

また、勃起時の硬さに秀でているため、バイアグラで硬さにものたりなさを感じた方にもおすすめのED治療薬です。

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シアリスの誕生

シアリス

シアリスは世界で3番目に登場したED治療薬です。2003年にアメリカの製薬会社イーライリリー社が販売を開始し、日本でも2007年から承認販売され始めました。

シアリスは効果の持続時間の長さが強みです。約30〜36時間にわたり勃起しやすい状態を整えてくれるため、服用するタイミングに神経質になる必要がありません。

勃起の硬さはバイアグラよりもマイルドです。自然で違和感のない勃起を実現するため、薬を飲んでいることに気づかれる心配もほとんどありません。

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まとめ

バイアグラの登場により、高齢者や勃起不全の方でも満足のいく性行為ができるようになりました。

かつては勃起不全の話題はタブー視されていましたが、バイアグラが登場したことで、その風潮も薄れてきたように思います。

バイアグラをはじめとするED治療薬が身近になった今、気軽に勃起不全の相談ができるのは嬉しいことです。

ユナイテッドクリニックでは、オンラインで無料相談を実施しています。少しでも勃起力の低下に心当たりがある方はお気軽にお問い合わせください。

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