ED治療薬
ED治療薬の副作用は?症状や起こる確率、対処法を解説
更新日:2025年11月02日 公開日:2023年09月27日

ED治療薬を服用したいものの、「副作用が心配…」と考える方もいるでしょう。
結論から言うと、度合いに個人差はあるものの、ED治療薬には副作用があります。ただし、重篤な副作用が現れるケースは稀なので、心配し過ぎる必要はありません。
この記事ではED治療薬の副作用について、どのような症状が起こるのかを解説します。
副作用が現れたときの対処法についても紹介していますので、安全にED治療薬を使用するため、ぜひ最後まで読んでみてください。
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		目次
すべてのED治療薬で共通して発生しやすい副作用は「顔のほてり」「頭痛」

ED治療薬全般の副作用は、個人差はあるものの、以下は共通して発現しやすいとされています。
- 顔のほてり
 - 頭痛
 
副作用はほとんどの場合一時的で、時間とともに症状が軽減されることが多いです。
重篤な副作用は非常に稀であり、用法・用量を守っていれば、ED治療薬は安全性が高いとされています。
具体的にどのような症状か見ていきましょう。
顔のほてり

ED治療薬を服用すると、血管拡張作用により顔のほてりが出ることがあります。
具体的な症状としては、多くの場合「顔がぽっと熱くなる」「少し赤らむ」と軽度で、通常30分〜数時間で自然に治まります。
気になる場合は冷たいタオルで額や首を軽く冷やす、水分をこまめに摂るなどで症状を軽減できるでしょう。
頭痛

ED治療薬を服用すると、片頭痛のようなズキズキした頭痛が起こることがあります。
症状の強さには個人差がありますが、多くは軽度〜中等度で、鎮痛薬で対処可能です。ほとんどの場合、数時間以内に自然に軽減します。
服用前後に水分をこまめに摂る、十分な休息をとるなどで症状の緩和につながります。
ED治療薬を服用して副作用が起こるメカニズム

ED治療薬の作用は陰茎に対してだけでなく全身に及ぶため、副作用の症状を感じることがあります。
ED治療薬は陰茎の血管を広げて血流を増やし、勃起を助けます。「PDE5」という酵素の働きを抑えることで、血管を広げる物質(cGMP)が長く働き、性的刺激で陰茎の血管がしっかり広がる仕組みです。
ただし、血管拡張作用は陰茎だけでなく全身の血管にも及ぶため、顔のほてりや頭痛などの副作用が出ることがあります。
主なED治療薬の副作用と発生頻度

主なED治療薬の副作用と発生頻度は、以下のとおりです。
| シルデナフィル (25,50mg)  | 
バルデナフィル (5,10,20mg)  | 
タダラフィル (5,10,20mg)  | 
|
|---|---|---|---|
| 頭痛 | 12.74% | 5.59% | 11.30% | 
| ほてり | 10.19% | 15.66% | 3.50% | 
| 消化不良 | 0.64% | 0.99% | 2.30% | 
| 鼻閉 | 0.00% | 2.96% | 1.20% | 
| めまい | 0.64% | 0.44% | 0.00% | 
| 眼症状 | 1.91% | 1.53% | 1.20% | 
| 背部痛 | 0.00% | 0.00% | 1.90% | 
※1
それぞれのED治療薬について、詳しく解説していきます。
(※1 参考)日本性機能学会/日本泌尿器科学会|ED診療ガイドライン第3版
【医師からのコメント】
バイアグラ(シルデナフィル)

バイアグラ(シルデナフィル)は1998年にアメリカで発売された、世界初のED治療薬です。
日本では25mgと50mgの2つの用量が承認されており、舌の上で溶かして服用する「バイアグラODフィルム」も販売されています。
バイアグラ(シルデナフィル)の主な副作用は以下のとおりです。
| 発生率 | 副作用 | 
|---|---|
| 1%以上 | ・ほてり、潮紅 ・頭痛  | 
| 0.1~1%未満 | ・胸痛、動悸、頻脈 ・めまい ・消化不良、腹痛 など  | 
※1
100mgは国内では承認されていませんが、重度のEDの場合には、医師の指示に従い100mg(または50mg2錠)を服用することが許容されています。
(※1 参考)PMDA|バイアグラ錠50mg/バイアグラODフィルム25mg
レビトラ(バルデナフィル)

レビトラは、ドイツの製薬会社であるバイエル社が製造販売しているED治療薬です。日本では2004年から販売が開始されました。
主成分は「バルデナフィル」で、国内で承認されているED治療薬の中では最も即効性が高いとされています。
レビトラ(バルデナフィル)の主な副作用は以下のとおりです。
| 発生率 | 副作用 | 
|---|---|
| 1%以上 | ・ほてり ・頭痛 ・心悸亢進 ・めまい ・鼻閉 ・消化不良 ・嘔気  | 
| 0.1~1%未満 | ・頻脈 ・高血圧 ・不眠症 ・呼吸困難 ・鼻出血 ・紅斑 ・ 発汗 ・そう痒 ・腹痛 など  | 
※1
5mg、10mg、20mgの3つの用量が販売されており、最も効果が高いのは最大用量の20mgです。
ただし、高齢者(65歳以上)の方は血漿中濃度が上昇する場合があるため、5mgから開始することが推奨されています。
(※1 参考)バイエル薬品株式会社|レビトラ錠5mg/10mg/20mg
シアリス(タダラフィル)

シアリス(タダラフィル)は、2007年に認可を受けた世界で3番目のED治療薬です。
バイアグラやレビトラの効果時間が数時間であるのに対し、シアリスの効果は24~36時間と非常に長く持続する特徴があります。
シアリス(タダラフィル)の主な副作用は以下のとおりです。
| 発生率 | 副作用 | 
|---|---|
| 1%以上 | ・潮紅 ・消化不良 ・背部痛 ・筋痛 ・四肢痛 ・頭痛 ・鼻閉  | 
| 0.2~1%未満 | ・動悸 ・ほてり ・眼の充血 ・下痢 ・胃炎 ・嘔吐 ・腹痛 など  | 
※1
効果の出方がややマイルドという弱点もありますが、バイアグラに劣らないシェアをもつED治療薬です。
(※1 参考)PMDA|シアリス錠5mg /10mg /20mg
ステンドラ(アバナフィル)

ステンドラ(アバナフィル)は、最短15分ほどで効果を発揮する即効性が特徴のED治療薬です。
服用タイミングに融通が利きやすいほか、食事の影響も受けにくい点で優れています。
ステンドラ(アバナフィル)の主な副作用は以下のとおりです。
| 発生率 | 副作用 | 
|---|---|
| 10%以上 | ・動悸(最大10.1%) ・頭痛(最大12.1%)  | 
| 1~10%未満 | ・高血圧 ・消化不良 ・吐き気 ・胃の不快感 ・めまい ・鼻づまり など  | 
ザイデナ(ウデナフィル)

ザイデナ(ウデナフィル)はアジア圏で開発された唯一のED治療薬で、即効性と持続性を兼ね備えています。
体格や代謝の違いを考慮して設計されており、アジア人向けのED治療薬として期待が高まっています。
ザイデナ(ウデナフィル)の主な副作用は以下のとおりです。
| 発生率 | 副作用 | 
|---|---|
| 1%以上10%未満 | ・頭痛 ・充血 ・鼻づまり ・消化不良  | 
| 1%未満 | ・胸痛 ・腹痛 ・吐き気 ・便秘 ・胃部不快感 など  | 
最も副作用が少ないED治療薬は?
シアリス(タダラフィル)は副作用が出にくいと言われています。水に溶けにくい特徴があり、体内でゆっくりと吸収されるからです。
ただし、体質との相性もあるため、一概に「副作用が出にくい」とは言えません。シアリスのみ相性が悪く、副作用が強めに出てしまう方もいます。
副作用を恐れて選択肢を狭めず、医師の指導のもとでライフスタイルに合ったED治療薬を選ぶことが大切です。
ED治療薬の副作用を発現させない方法はある?低容量から服用を始めるのがおすすめ

ED治療薬の副作用の発現率を0にすることはできません。ED治療薬に限らず、どんな薬にも副作用は存在します。
初めてED治療薬を試す場合は、低容量から始めることをおすすめします。
副作用の強さは、薬の容量が増えるほど大きくなるためです。
| ED治療薬 | 1錠あたりの最低容量 | 
|---|---|
| バイアグラ(シルデナフィル) | 25mg | 
| レビトラ(バルデナフィル) | 5mg | 
| シアリス(タダラフィル) | 5mg | 
医療機関で処方してもらえる最低容量は上記ですが、心配な場合は錠剤を半分に割って服用してもいいでしょう。
低容量を試して大きな副作用が出なければ、求める効果に応じて容量を増やしていきます。
低容量の薬でも副作用が出る場合、薬が自分の体質に合っていない可能性もあるため、医師と相談して別の薬を検討してみてください。
【医師からのコメント】

副作用が心配な方には、低容量からのスタートを提案しています。低容量からはじめれば、副作用のリスクを抑えられる可能性があります。
ただしあまり容量を落としすぎると、肝心の効果が得られないケースもありますので、自己判断ではなく医師と相談しながら決めるようにしましょう。
ED治療薬の副作用が現れたときの対処方法は?症状は一過性だが、不調を感じなら無理せず休む

ED治療薬を服用した後に、軽い頭痛やほてりを感じることがあります。これは時間が経てば収まる場合がほとんどですので、心配せず症状が自然に治まるのを待ちましょう。
一方で、頭痛や動悸が強く現れ、体調が明らかにおかしい場合は性行為を無理に続けないで、身体を休めることが大切です。
毎回のように強い副作用が出る場合は、医師に相談しましょう。
【医師からのコメント】

軽い頭痛や動悸といった副作用であれば、時間とともに収まりますのであまり心配しなくていいでしょう。
ただし、性行為に支障をきたすほど強く症状が出る場合は、無理に行為を続けず少し休むようにしましょう。
副作用を強める可能性も!ED治療薬との同時摂取が推奨されないもの

以下はED治療薬の副作用を強めるリスクがあるため、併用注意(併用禁止ではないが、十分な注意が必要)とされているものです。
- グレープフルーツ
 - アルコール
 - 高血圧の治療薬(降圧薬や利尿剤など)
 
それぞれ、詳しくみていきましょう。
グレープフルーツ

グレープフルーツはED治療薬だけでなく、さまざまな薬で併用を避けるべきとされています。
グレープフルーツに含まれる成分が薬の代謝を阻害し、薬が体内に長く残ることで、薬の作用・副作用を高めてしまう可能性があるからです。
グレープフルーツの作用は摂取から2~3日程度続くと言われているため、薬を服用する当日以外にも注意しましょう。
ただし、同じ柑橘類でも温州みかんやオレンジなど、種類によっては影響がないとされています(※1)。
(※1 参考)札幌医科⼤学附属病院|薬とグレープフルーツ・柑橘類の 飲み合わせ
アルコール

ED治療薬とアルコールは、どちらも血流をよくする効果があるため相性が悪いです。
多量のアルコールとED治療薬を同時に飲むと、血圧が急激に低下し、めまいやふらつき、意識の混濁などが起こる可能性があります。
一方で、アルコールは少量であればリラックス効果をもたらし、性行為にプラスの影響を与えることも知られています。
性行為前のアルコールは、適度な量を守ることが大切です。
厚生労働省によると「節度ある適度な飲酒」は純アルコールで20g程度までとされています。これはビールならロング缶1本、日本酒なら1合が目安です(※1)。
(※1 参考)厚生労働省|アルコール
高血圧の治療薬(降圧薬や利尿剤など)

ED治療薬は血圧を一時的に低下させる可能性があるため、高血圧の治療薬(降圧薬や利尿剤など)を服用している方は注意が必要です。
併用自体は禁止されていないものの、医師による適切な判断が求められます。
ED治療薬と高血圧の治療薬を同時に服用すると、血圧が極端に低下し、めまいやふらつきなどの症状が発生する可能性があります。
とくにα遮断薬を服用している方は併用に注意が必要で、低用量のED治療薬から開始することが推奨されています(※1)。
その他の降圧薬(利尿剤、β遮断薬、Ca拮抗剤など)については制限はありませんが、服用の際には十分注意しましょう。
(※1 参考)日本性機能学会/日本泌尿器科学会|ED診療ガイドライン第3版
併用厳禁!ED治療薬との同時摂取が禁止されているもの

ED治療薬には併用禁忌(併用してはいけない)とされている薬がいくつかあります。代表的なものは、以下の2つです。
- 狭心症の治療薬(硝酸薬)
 - 不整脈の治療薬(アンカロン錠およびアミオダロン塩酸塩錠)
 
それぞれ、詳しく解説します。
狭心症の治療薬(硝酸薬)

すべてのED治療薬で併用禁忌とされているのが、狭心症の治療に使用される「硝酸薬」です。
硝酸薬とED治療薬を併用すると急激に血圧が下がり、命に危険が及ぶ可能性があります。
硝酸薬は飲み薬だけでなく、吸入薬や注射、スプレーなどの形態で使用されることもあるため十分な注意が必要です。
不整脈の治療薬(アンカロン錠およびアミオダロン塩酸塩錠)

重度の不整脈治療に使用されるアンカロン錠およびアミオダロン塩酸塩錠も、ED治療薬との併用が禁止されています。
原因は解明されていませんが、心電図におけるQTc(心臓の電気的な興奮と回復の時間)が延長され、危険な不整脈を引き起こすことが報告されています。
不整脈の治療を受けている方は、ED治療薬の処方を受ける際に必ず医師に相談してください。
ED治療薬とその副作用についてよくある質問

ED治療薬とその副作用についてよくある質問をまとめました。
Q.ED治療薬を使うと感度は落ちますか?
性的刺激に対する感度を減少させる報告はありません。
Q.ED治療薬を毎日飲むとどうなりますか?
性行為を毎日するわけではないのなら、毎日飲んでも特に意味はありません。
性行為の予定が毎日あるなら、毎日飲んでも問題ありません。「自分は性行為に失敗しない」という自信がつき、精神面でプラスになるでしょう。
ただし、連日服用する場合は必ず24時間以上空けてください。
Q.ED治療薬を女性が飲むとどうなりますか?
効果は期待できず、安全性も確立されていないため決して飲まないでください。
Q.ED治療薬の副作用で失明することはありますか?
海外にて、服用後にNAION(非動脈炎性前部虚血性視神経症)を発症した事例が報告されています。
症例としては極めて少なく、かつ因果関係も定かではありません。また、国内での発症事例は報告されていません。
ED治療薬の服用後、万が一眼に異常を感じた場合はすぐに医師に相談してください。
Q.ED治療薬の副作用でハゲることはありますか?
ED治療薬の副作用として脱毛(ハゲること)は報告されていません。
Q.ED治療薬によって起こった頭痛に、市販の頭痛薬は効きますか?
市販の頭痛薬を使用することで、頭痛の症状が緩和される可能性があります。
Q.アルコール摂取後にED治療薬を服用すると、副作用は強まりますか?
アルコールとED治療薬の同時摂取は、血圧低下による副作用(めまい、ふらつきなど)のリスクを高めてしまう可能性があります。
医師の指導に従い、適切な飲酒量を守ることが大切です。
Q.ED治療薬に使用期限はありますか?
ED治療薬には使用期限があります。薬の種類にも寄りますが、通常は製造から3~5年です。
薬物の効力や安全性を確保するため、使用期限を過ぎた薬物は使用しないでください。使用期限は薬のパッケージやPTPシートに記載されています。
ED治療薬の副作用のリスクと対処法を理解して充実した性生活を

ED治療薬は副作用のリスクと対処法をしっかり理解して使用することが大切です。
最も多い副作用は一時的な頭痛や軽いほてりで、これらは少し休めば落ち着きます。
また、ED治療薬の処方を受ける際には医師と十分に相談し、自身の健康状態や既存の薬物との相互作用を明らかにしておくことも大切です。
ED治療薬を安全に使用し、充実した性生活を楽しみましょう。
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ED治療薬の軽い副作用に関しては、症状が現れたとしても一時的で自然に消失しますので、過度な心配は不要です。
用法用量を守っていれば、重篤な副作用を生じる可能性はほぼないでしょう。
当院においても2013年の開院以来、ED治療薬の副作用で重篤な健康被害を生じた例は一度もありません。