「バリフは通販で購入できる？リスクと代替品について解説

バリフは通販で購入できるがリスクが伴う

バリフはネット通販で購入できますが、服用すると次のようなリスクがあります。

それぞれのリスクについて、より具体的に解説します。

【医師からのコメント】

ネット通販は利便性が高い一方で、偽物が混入する恐れがあります。思わぬ健康被害を生じる可能性がありますので、クリニックで医師による処方を受けた薬剤を服用するようにしましょう。

ED治療薬としての効果を得られない可能性がある

インターネットで購入したED治療薬については、偽造品が複数報告されています（※1）。

バリフは通常「バルデナフィル」という成分を含有していますが、通販で偽物のバリフを手にしてしまった場合、規定量のバルデナフィルが含まれている保証はありません。

結果的に、せっかく購入した薬なのに十分な効果を得られない可能性があります。

（※1 参考）ファイザー株式会社、バイエル薬品株式会社、日本新薬株式会社、日本イーライリリー株式会社｜インターネットで入手したED治療約の約4割が偽造品

想定外の副作用が起こる可能性がある

購入したバリフが粗悪品だった場合、健康を害するリスクがあります。

ED治療薬の副作用は軽い症状がほとんどとされていますが、それはあくまで医療機関で正規品の薬の処方を受け、正しく服用した場合に限られます。

過去には日本国内で間質性肺炎により死亡した男性が、ED治療薬の偽造品を所持していた例がありました（※1）。因果関係は立証されていないものの、偽造品が男性の健康被害に影響していた可能性は否定できません。

また、海外から個人輸入された医薬品の中には、有効成分だけでなく有害な物質が混入していた事例もありました。ある製品からは多量の鉛が検出されており、厚生労働省から注意勧告が発表されています（※2）。

想定外の副作用を避けるためにも、バリフを通販で購入するのは避けましょう。

（※1 参照）厚生労働省｜模造医薬品による健康被害に対する注意喚起について（第2報）
（※2 参照）厚生労働省｜数量にかかわらず厚生労働省の確認を必要とする医薬品の改正について 

重篤な健康被害が起きても国の救済制度を受けられない

日本では医薬品を使用して健康被害を受けた人に向けて、救済制度があります。医薬品を使用して副作用により重篤な健康被害を受けた場合に、医療費や年金などの給付を受けられる制度です。

しかし救済制度の対象になるのは、医療機関で処方された薬を使用した場合に限られます。

個人輸入した薬を使って健康被害が出ても、救済措置は受けられません（※1）。

もしもの場合に対応できないのも、バリフを通販で購入するリスクといえます。

（※1 参考）厚生労働省｜医薬品等を海外から購入しようとされる方へ

通販で流通しているバリフの料金相場

通販で流通しているバリフの料金相場は、1錠あたり150～250円程度です。

医療機関のレビトラジェネリックの相場は1錠あたり1,000円〜1,500円程度のため、バリフの料金はかなり安く感じるでしょう。

しかし前述のとおり、通販で流通しているバリフには偽物のリスクがあります。安いという理由だけで薬を購入し、効果が出なかったり健康被害が起きたりすれば、本末転倒です。

料金面だけをみて安易に通販のバリフに手を出すのはやめましょう。

バリフより医療機関の国内製レビトラジェネリックがおすすめ

通販のバリフにはリスクがあるため、国内製のレビトラジェネリックをおすすめします。

効果については、バリフと国内製レビトラジェネリックは同等です。

バリフと比較して、国内製のレビトラジェネリックが優れている点は4つあります。

それぞれの点について解説します。

※レビトラ（先発品）は製造中止しており、現在日本国内で製造・販売されているのはレビトラジェネリックに限られます。

【医師からのコメント】

医療機関で処方されているレビトラジェネリックは当然ながら安全性が高く、偽物が混入する恐れもありません。

また、医師の診察の元で適切な服薬指導を受けられるという点も安心なポイントです。

安全性が高い

国内製のレビトラジェネリックは、安全性の面でバリフより優れています。

国内で正規に流通している医薬品は全て、安全性が確認された製品です。レビトラについても国内・海外の臨床試験により人体に対する安全性が検証されています（※1）。

数々の試験により安全性が確認されていることから、国内製のレビトラジェネリックはバリフより安全性が高いと言えるでしょう。

（※1 参考）バイエル｜添付文書（レビトラ錠）

医師による診察・指導のもと服用できる

国内製のレビトラジェネリックを購入するには、医師の診察・指導を受ける必要があります。

レビトラジェネリックおよびバリフの有効成分である「バルデナフィル」は、健康な成人男性が摂取する分には重篤な健康被害につながりません。

しかし、持病や服用中の薬によっては、重篤な副作用が出る可能性があります（※1）。

服用にリスクがないか、医師に見極めてもらえる点もレビトラジェネリックを医療機関で処方してもらうメリットです。

（※1 ）バイエル｜添付文書（レビトラ錠）

厚生労働省で承認されている

医薬品の承認には臨床試験を含む審査があり、厳しい基準をクリアした医薬品だけが承認を受けられます。

国内製のレビトラジェネリックはこの審査に合格しており、安全性・有効性が保証されています。万が一服用して副作用が出た場合も、国による救済制度を受けられます。

国内で製造された正規品を購入できる

国内製のレビトラジェネリックは、厳密なルールに基づいて製造されています。

日本で製造される医薬品には、成分だけでなく製造方法や製造する環境まで厳密なルール（GMP）が定められています。

そのため偽造品のリスクは極めて少なく、安心して服用できます。

オンライン診療なら国内製レビトラジェネリックを自宅にいながら購入できる

「レビトラジェネリックを購入したいが、受診するのは手間」という方もいるでしょう。

オンライン診療なら、国内製レビトラジェネリックを自宅で購入できます。自宅で診察から薬の受け取りまで完結するため、人目や受診の手間を気にする必要がありません。

ユナイテッドクリニックでもオンライン診療を承っていますので、興味がある方はぜひ一度ご相談ください。

当院におけるレビトラジェネリックの価格はこちらです。

【初診の方】

【再診の方】

なお、当院は初診料・診察料が無料です。お薬代の他に料金はかかりません。

バリフの通販に関するQ&A

バリフの通販に関する質問をまとめました。

Q.通販で購入したバリフの偽物・本物を見分ける方法はありますか？

薬の偽造品は本物に似せて製造されています。素人が偽物・本物を外見で見分けるのは難しいでしょう。

Q.バリフはAmazonで購入できますか？

バリフはAmazonでは購入できません。仮に似たような名前の商品が販売されていても、それはバリフではありません。

Q.通販で購入したバリフに死亡リスクはありますか？

通販のバリフが偽造品、粗悪品だった場合は死亡リスクもあります。通販で輸入した模造医薬品による死亡例が国内、海外で報告されています。

まとめ

バリフは通販を介して安価で購入できますが、安全性・有効性は保証されていません。そのために効果がない、副作用が起こるなどのさまざまなリスクがあります。

安全にEDを治療するためにも、医師の診察を受けた上で国内製のレビトラジェネリックを使用しましょう。

医療機関へ行くことに抵抗感がある方は、自宅で受診できるオンライン診療がおすすめです。