器質性EDとは?症状や原因、治療方法を解説

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公開日:2023年11月29日更新日:2023年11月29日

身体的な要因で発症するEDを「器質性ED」といいます。器質性EDは放置していると症状が進行し、全く勃起できない重度のEDに繋がるかもしれません。


今回は器質性EDの症状や原因、治療方法を解説します。

この記事の監修者

ユナイテッドクリニック総医院長

細田 淳英

【経歴】

平成15年3月 帝京大学医学部卒業
平成15年5月 帝京大学医学部付属病院勤務
平成19年4月 帝京大学ちば総合医療センター勤務
平成22年4月 山王病院勤務
平成25年10月 池袋ユナイテッドクリニック開院

器質性EDとは?身体的な要因で発症するED

器質性EDとは

器質性EDとは血管や神経の障害、ホルモン分泌の異常など身体的な要因で発症するEDです。

通常、性的刺激を受けると脳から陰茎まで興奮が伝わり、陰茎海綿体に血液が流入することで勃起します。

しかし身体的な問題があると、性欲があっても勃起できなくなるのです。

器質性EDは加齢の影響が大きく、年齢が上がるほど有病率が高まるといわれています(※1)。

【医師からのコメント】

器質性EDの原因は大きく神経系と血管系に分かれますが、もっとも多いのは糖尿病をに起因するEDです。糖尿病は神経系にも血管系にも影響を及ぼすため、器質性EDを引き起こしやすいのです。

(※1 参考)日本性機能学会/日本泌尿器科学会|ED診療ガイドライン[第3版]

器質性EDの症状

器質性EDでは、主に下記の症状がみられます。

  • 勃起しない/しづらい
  • 勃起はするが、硬さが足りない
  • 挿入時は勃起しているが、途中で勃起が収まる(中折れ)
  • 朝立ちしない

EDの症状は「勃起しない」だけではありません。

「最近途中で萎えることが増えた」「前より硬さが減ってきた」という方は、軽度の器質性EDを発症している可能性があります。

【医師からのコメント】

糖尿病や高血圧といった生活習慣病を患っている方で勃起しにくいという症状を自覚があるなら、器質性EDを発症しているかもしれません。

自覚がある方は症状が悪化する前に診察を受けるようにしましょう。

器質性EDの主な原因

器質性EDの主な原因は、下記の3つです。

  1. 動脈硬化
  2. 神経障害
  3. 男性ホルモン量の低下

※1

順番に解説します。

(※1 参考)MSDマニュアル プロフェッショナル版|勃起障害

1.動脈硬化

器質性EDの代表的な原因は血管の障害ですが、その中で最も頻度が高いのは陰茎海綿体の動脈硬化だといわれています(※1)。

動脈硬化とは血管が硬くなり、弾力性が失われた状態です。血管が硬くなるとポンプ機能が低下し、血流が悪化します。

通常は陰茎海綿体に大量の血液が送られることで勃起しますが、陰茎海綿体が動脈硬化を起こすと十分な血液が送られなくなるため、勃起しにくくなるのです。

動脈硬化のリスクファクターには、下記のようなものがあります。

  • 加齢
  • 喫煙
  • 高血圧
  • コレステロール
  • 肥満
  • 運動不足

など(※2)

生活習慣の乱れは器質性EDに繋がりやすいです。

【医師からのコメント】

動脈硬化が進むと血流が悪化し、勃起に必要な血液がペニスに届きにくくなるため、EDを発症しやすくなります。

「運動不足で肥満気味」「血圧高めでタバコも吸う」といった患者さまは動脈硬化でEDを発症している可能性が高いです。

(※1 参考)MSDマニュアル プロフェッショナル版|勃起障害
(※2 参考)厚生労働省 e-ヘルスネット|動脈硬化

2.神経障害

器質性EDの原因の一つに、神経障害があります。

勃起は中枢神経と末梢神経で制御されていますが、神経障害が起こると刺激がうまく伝わらず、勃起できなくなるのです。

勃起に関する神経伝達は、下記のように行われています。

  1. 性的刺激を受け取った性的刺激が、大脳を経て視床下部で処理される
  2. 仙髄(腰の部分の脊髄)にある勃起中枢が刺激され、骨盤神経に興奮が伝わる
  3. 興奮を受けた骨盤神経が陰茎海綿体に刺激を伝え、血流が増加(勃起)する

※1

神経障害による器質性EDで特に多いのが、糖尿病による末梢神経障害です(※2)。

糖尿病により骨盤神経(末梢神経)の障害が起こると脳からの興奮が伝わりづらくなり、性的刺激を受けても勃起できなくなる恐れがあります。

(※1 参考)医療情報科学研究所(2012年)病気がみえるvol.8 腎・泌尿器第1版 株式会社メディックメディア
(※2 参考)日本性機能学会/日本泌尿器科学会|ED診療ガイドライン[第3版]

3.男性ホルモン量の低下

男性ホルモン(テストステロン)量の低下も、器質性EDの原因の一つだといわれています。

ED診療ガイドラインでは「テストステロンとEDの関連に関して一定の見解はない」としていますが、テストステロンが勃起に関係する機能を正常に保つのに必須であるのは確かです。

テストステロンの分泌量は20〜30代がピークで、加齢とともに減少するといわれています。

男性ホルモン(テストステロン)の分泌量の変化

加齢でテストステロン量が減少した結果、器質性EDを発症するケースは珍しくありません。

20代でも器質性EDになる?

20代は器質性EDの発症リスクが低いといわれていますが、発症の可能性はあります。

成人する前から生活習慣が極端に悪いと、20代でも糖尿病や高血圧などEDの原因になる病気を発症することがあります。また、肥満もEDのリスクファクターです。

高度な肥満、生活習慣病の男性は20代でも器質性EDを発症するおそれがあります。

「まだ若いから大丈夫」と安心せず、今のうちから生活習慣には気を配りましょう。

器質性EDを自力で治す方法は?生活習慣の改善が最重要

器質性EDは主に高血圧や糖尿病などが原因となるため、自力で治すには生活習慣の改善が重要です。

下記のことに気をつけた生活を続ければ、症状が改善するかもしれません。

  • 栄養バランスのよい食事を心がける
  • 筋トレや有酸素運動をする
  • 睡眠の質を向上させる
  • ストレスを解消する
  • アルコールを減らす
  • 禁煙をする

ただし生活習慣の改善による効果が出るまでには時間がかかるため、まずは医療機関で診察を受け、治療を開始することをおすすめします。

自力でEDを治す方法については、下記の記事を参考にしてください。

器質性EDの治療には内服薬が推奨される

ED診療ガイドライン」によると器質性EDでは、まず内服薬による治療が推奨されています。

ED治療で主に使用されるのは「PDE-5阻害薬」という薬です。PDE5阻害薬は陰茎海綿体にあるPDE-5という酵素の働きを抑え、陰茎の血流をアップさせる効果があります。

内服薬の種類と費用について説明します。

【医師からのコメント】

ED治療薬は血流を改善する効果がありますので、糖尿病や動脈硬化による器質性EDには有効です。

当院でも生活習慣病に起因するEDの方に、ED治療薬を積極的に勧めています。

内服薬の種類

治療に使われるED治療薬は、主に下記の3種類です。

バイアグラ

バイアグラ

レビトラ

レビトラ

シアリス

シアリス

特徴 世界的に知名度のあるED治療薬 即効性が高い 作用時間が長い
ジェネリックの名称 シルデナフィル バルデナフィル タダラフィル
効果が現れるまでにかかる時間 30分~1時間 15分~30分 1~3時間
効果の持続時間 3~5時間 5~8時間 30~36時間
食事による影響 受けやすい
(空腹時の服用が推奨される)
やや受けにくい 受けにくい

それぞれ、効果発現にかかる時間や効果の持続時間が異なることから、目的や使用のシチュエーションに応じて最適な薬は異なります。

医師と相談して自分に合うものを選びましょう。

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内服薬の費用

ED治療薬の費用相場は、下記の通りです。

費用相場(一錠あたり)
バイアグラ錠 ・50mg:900円〜1,700円
バイアグラODフィルム ・25mg:700円〜1,100円
・50mg:900円〜1,300円
バイアグラジェネリック
(シルデナフィル)
・25mg:400円〜700円
・50mg:800円〜1,200円
レビトラ メーカー都合により生産停止中
レビトラジェネリック
(バルデナフィル)
・10mg:1,000円〜1,700円
・20mg:1,400円〜1,800円
シアリス ・10mg:1,500円〜1,800円
・20mg:1,600円〜1,900円
シアリスジェネリック
(タダラフィル)
・10mg:800円〜1,600円
・20mg:1,000円〜1,600円

内服薬は性行為の度に服用することになるため、性行為の頻度によって費用が変わります。

内服薬にかかる費用を抑えたい場合は、ジェネリックを選択するとよいでしょう。

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内服薬以外で器質性EDを治療する方法

ED治療では基本的に内服薬が選択されるものの、持病がある方や効果が得られない方に対しては、下記のような治療も選択肢となります。

  1. テストステロン補充療法
  2. 衝撃波治療
  3. 陰圧式勃起補助具の使用

あくまで内服治療が優先なので、医師とよく相談してから検討しましょう。

※ユナイテッドクリニックでは上記のうち「陰圧式勃起補助具」のみ取り扱っており、他の治療は実施していません。

1.テストステロン補充療法

性腺機能低下症(LOH症候群)によってEDを発症している場合、テストステロン補充療法が有効です(※1)。

ED診療ガイドラインでは「テストステロン低下を伴ったED患者へのテストステロン補充療法を実施することを強く推奨する」としています(※1)。

EDの他に性欲の低下や倦怠感、気分の落ち込みなどがあればテストステロンが低下している可能性があるため、医師に伝えてみましょう。

テストステロン補充療法には注射や塗りによる治療があります。

2.衝撃波治療

EDの衝撃波治療とは

衝撃波治療とは、陰部に低強度の衝撃波を当てることで血管の若返りや毛細血管の増加を促し、血流を改善する方法です(※1)。

血管の障害によるEDに効果があるといわれており、根本治療が期待されます。

施術中は照射機から出る衝撃波を陰茎へと当てるだけで、痛みはほとんどありません。

衝撃波治療はED治療としては未承認ですが、整形外科や循環器内科などさまざまな領域で行われている治療です。

(※1 参考)日本性機能学会/日本泌尿器科学会|ED診療ガイドライン[第3版]

3.陰圧式勃起補助具の使用

ビガー2020

陰圧式勃起補助具とは、シリンダー(円筒)に陰茎を入れた状態で陰圧をかけ勃起状態にする機器です。勃起したら陰茎の根本にゴムバンドを巻き、勃起状態を維持します。

陰圧式勃起補助具を使用すると、陰茎に酸素や栄養を含む血液が送り込まれるため、血管の機能が改善する効果が期待できます。

EDの根本治療を目指している方は、陰圧式勃起補助具を試してみましょう。

ユナイテッドクリニックでは、厚生労働省の認可を受けた陰圧式勃起補助具「ビガー2020」を取り扱っています。興味がある方は、気軽にご相談ください。

ビガー2020について詳しく見る

器質性EDは何科を受診すべき?まずは泌尿器科かED治療クリニック

器質性EDが疑われる場合、まずは泌尿器科やED治療クリニックを受診しましょう。とくにED治療クリニックには、EDの診療経験が豊富な医師が在籍しています。

ただし、EDの原因となる別の疾患がある場合は、その治療ができる医療機関も受診することが必要です。原因疾患を治療しなければ、EDの症状が重症化するおそれがあります。

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まとめ

器質性EDは血管や神経、ホルモン分泌など身体的な原因で発症するEDです。重症化する前に治療を始めれば治る可能性もあるため、早めに受診することをおすすめします。

ED治療の第一選択は内服治療です。まずは医療機関を受診し、医師と治療方針を話し合いましょう。

当院では対面診療だけでなくオンライン診療も実施しています。ED治療を検討している方は、お気軽にご相談ください。

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