テクノブレイクとは?自慰のしすぎで死ぬって本当?正しい知識を医師が解説

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更新日:2025年07月24日 公開日:2025年07月24日

この記事の監修者はユナイテッドクリニックの細田 淳英です。
テクノブレイクとは?自慰のしすぎで死ぬって本当?正しい知識を医師が解説
「テクノブレイクってどういう意味?」
「自慰のしすぎで死ぬって本当?」

このように疑問を感じたことはありませんか?

テクノブレイクとは、過度な自慰行為によって突然死するという、根拠のない都市伝説から生まれた言葉です。フェイクニュースをきっかけに広まったもので、医学的な裏付けは一切ありません。

しかし「デマだから大丈夫」と安心しきるのも考えものです。自慰行為の頻度ややり方によっては、心身に悪影響を及ぼすリスクもあります。

この記事では、テクノブレイクの真相を医学的視点から解説し、適切な自慰の頻度についても紹介します。

記事を読めば、テクノブレイクに対する不安や誤解を解消できるはずです。

この記事の監修者

ユナイテッドクリニック総医院長
細田 淳英
プロフィールを見る

経歴

平成15年3月 帝京大学医学部卒業
平成15年5月 帝京大学医学部付属病院勤務
平成19年4月 帝京大学ちば総合医療センター勤務
平成22年4月 山王病院勤務
平成25年10月 池袋ユナイテッドクリニック開院

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テクノブレイクとは?ネットで広まった都市伝説

テクノブレイクとは?ネットで広まった都市伝説

テクノブレイクとは「自慰行為(マスターベーション)を過度に行うことで突然死に至る」という、ネット上の都市伝説から生まれた言葉です。

言葉の起源は明確にはわかっていませんが、「1日35回射精して死亡」といったフェイクニュースが拡散されたことが発端とされています。

2000年代後期から2010年代にかけて匿名掲示板や個人ブログ、まとめサイトなどで面白半分に取り上げられ、のちにSNSでも話題となり、都市伝説として広まりました。

なお、テクノブレイクは英語のように見えますが、英語圏ではまったく通じない日本独自の造語です。医療用語ではなく、実在する病名でもないため誤解しないようにしましょう。

自慰行為のしすぎで死ぬって本当?医学的な根拠はなし

テクノブレイクの意味でもある「自慰のしすぎで死ぬ」という噂は、医学的な根拠が一切ない都市伝説です。

フェイクニュースやネットの書き込みが元になっており、医療現場でも「自慰行為そのものが死因になった」という事例は報告されていません。

自慰行為中の死亡報告はゼロではありませんが、その多くは心臓病や高血圧などの基礎疾患が関係しているとされています。健康な方が自慰で命を落とす可能性は極めて低いです。

また、テクノブレイクの起源とされているフェイクニュースのように、1日35回以上射精することは、生理学的にも体力的にもほぼ不可能です。

仮に無理に自慰行為を繰り返したとしても、起こり得るのは一時的な脱力やめまい、倦怠感といった軽度の症状にとどまります。自慰行為だけで致命的な事態に至るとは考えられません。

【医師からのコメント】

心臓病や高血圧などの基礎疾患をお持ちの方は、自慰行為中の身体的な負荷が高くなり突然死する可能性が全くのゼロではないですが、基礎疾患のない方が自慰行為のし過ぎで死ぬことはまずないでしょう。

性行為中の死亡(腹上死)はテクノブレイクとは無関係

都市伝説にすぎない「テクノブレイク」とは異なり、性行為中に死亡する「腹上死」は実際に医学的に確認されている現象です。

腹上死は、性行為時の激しい興奮や身体への負荷によって、もともとの疾患が悪化し、急性の発作を引き起こすことが主な原因です。

とくに高齢者や、心疾患・高血圧などの基礎疾患を持つ方は、性行為中に心肺に負荷がかかることで腹上死のリスクが高まります。

一方で、自慰行為は性行為に比べて身体への負荷が少なく、同様のリスクが生じる可能性は低いと考えられています。

【医師からのコメント】

腹上死は突然死の0.6〜1.7%を占めるという報告もあるので、基礎疾患のある方は一応気をつけたほうがいいでしょう。

ただし健康な方ではほぼあり得ないことであり、過度な心配は必要ありません。

テクノブレイクは起きないが自慰行為のしすぎには注意が必要

「テクノブレイク」は根拠のない都市伝説ですが、だからといって自慰行為を何度行っても安全というわけではありません。

自慰行為のしすぎは、身体や心にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

自慰行為のしすぎによって起こりうる主なリスクは、以下のとおりです。

リスク内容 詳細
皮膚の炎症・痛み 摩擦によって性器に赤みやヒリつき、傷ができる
ED(勃起障害) 強い刺激に慣れることで、通常の性的刺激で勃起しにくくなる
射精障害 射精までに時間がかかる、または射精できなくなる
性的依存 頻度が制御できず、日常生活に支障をきたすようになる

上記は命に関わるものではありませんが、日常生活の質や人間関係、仕事、学業に悪影響を及ぼす可能性があります。

生活リズムを乱すような過度な自慰は控えるよう心がけましょう。

【医師からのコメント】

過度な刺激の自慰行為が原因でEDや射精障害を発症することがあります。

通常の性行為が不可能になってしまうケースもありますので、やり過ぎには十分注意するようにしてください。


正しい自慰行為の頻度は?体調や生活に支障がないかを基準にしよう

自慰行為の頻度に正解はなく、個人差があります。重要なのは、健康や日常生活への影響がないかどうかを見極めることです。

体調や生活に支障がなければ、自慰行為は毎日行っても問題ありません。しかし、以下のような兆候がある場合は、頻度の見直しを検討しましょう。

  • 常に疲労感が抜けない
  • 仕事や学業、対人関係に悪影響が出ている
  • やめたくてもやめられず、自分でコントロールできない

無理に制限する必要はありませんが、疲労感や生活リズムの乱れを感じたときは、一度立ち止まって見直すことが大切です。

なお、TENGAヘルスケアの調査によると、男性の平均的な自慰行為の頻度は週3回とされています(※1)。周りと比較する必要はありませんが、自分のペースを見直す際の目安として参考にしてもよいでしょう。

(※1 参考)オナニー国勢調査(全国男性自慰行為調査 2017)|TENGAヘルスケア 公式サイト

まとめ

テクノブレイクは都市伝説であり、科学的な根拠は一切存在しません。医学的に見ても、健康な方が自慰行為によって命を落とす可能性は極めて低いといえます。

しかし、自慰行為のしすぎは皮膚へのダメージやED、射精障害など、心身に悪影響を及ぼす場合もあります。

疲労感や生活リズムの乱れなどが見られる場合は、自分のペースを見直してみましょう。

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この記事の監修者

ユナイテッドクリニック総医院長
細田 淳英
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経歴

平成15年3月 帝京大学医学部卒業
平成15年5月 帝京大学医学部付属病院勤務
平成19年4月 帝京大学ちば総合医療センター勤務
平成22年4月 山王病院勤務
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