女性の性欲は何歳頃に強くなる?30代から増す?400人に聞いた実態
更新日:2025年05月26日 公開日:2024年07月30日

これは30代を過ぎると、ホルモンバランスが変化することが原因だと考えられています。
女性の性欲について実態を調査すべく、当院では女性400人に対してアンケート調査を実施しました。
本記事ではアンケート結果とあわせて、女性の性欲について解説します。
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目次
女性の性欲は30代以降から増すといわれる理由
女性の性欲は30代以降から増すとよくいわれますが、ホルモンバランスが関わっていると考えられています。
30代になると女性ホルモンの分泌量が減り、相対的に男性ホルモンが強く働くようになります。
男性ホルモンは性欲を引き起こすホルモンであるため、30代頃から女性の性欲が増すといわれているのです。
【女性400人に聞いた実態】年齢と性欲の関係
女性の性欲と年齢の関係を調べるため、アンケート調査を行いました。
アンケートの結果から、以下のことがわかりました。
- 「セックスが好き」という女性は20代が最多
- 週1回以上のセックスを理想とする女性は20代が最多
- 「定期的なセックスがなくても問題ない」と回答する女性の割合は30代から急増
アンケート結果から「女性の性欲は30代以降から増す」という説は誤りで、20代が性欲のピークだと考察できます。
<調査の概要>
調査期間:2024年6月14日〜2024年6月30日
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:20代・30代・40代・50代の女性 各100名(合計400名)
「セックスが好き」という女性は20代が最多
20代女性の半数以上が「セックスが好き」と回答しており、全年代でもっとも高い割合です。
性欲の強さを「セックスが好きか嫌いか」という観点で判断するなら、性欲のピークは20代であるといえるでしょう。
一方、30代以降の回答をみると、「セックスが好き」の回答割合は減少しています。
30代以降にセックスが好きな人の割合が減る要因の一つとして、妊活によるセックスの義務化が考えられます。
タイミングが決まっていることや妊娠への焦りによるストレスは、性欲が湧きにくくなる原因の1つです。
他にも、結婚を経て同じパートナーと長い時間を過ごすことで、パートナーから男性的魅力を感じられなくなることも考えられます。
ただし30代以降も、セックスが嫌いな人が多いわけではなく「どちらとも言えない」という回答がもっとも多くなっています。
週1回以上のセックスを理想とする女性は20代が最多
理想とするセックスの頻度において、「週1回以上(毎日・週4〜5回・週2〜3回・週1回の解答群)」の割合は、20代で60%、30代で51%でした。
40代・50代になると「月2〜3回以下」の割合が増えており、加齢によって理想の頻度は減ることがわかります。
理想のセックスの頻度という観点でみても、性欲の強さは20代がピークといえます。
「定期的なセックスがなくても問題ない」と回答する女性の割合は30代から急増
「定期的なセックスがなくても問題ない」と回答する女性の割合は、30代から急増します。
20代はわずか5%ですが、30代では20%、40〜50代ではさらに増えています。
なお、日本人女性の第1子の平均出産年齢は30.9歳(※)であり、「定期的なセックスがなくても問題ない」の回答が増加するタイミングと一致します。
理想とするセックスの頻度には出産や育児など、家庭環境の変化も影響しているのかもしれません。
(※1 参考)厚生労働省|令和4年(2022)人口動態統計(確定数)の概況
【女性400人に聞いた実態】生理周期と性欲の関係
「生理周期で性欲が変動する」という意見もあるため、実態をアンケート調査しました。
アンケートの結果から、以下のことがわかりました。
- 約7割の女性が生理周期による性欲の変動を感じている
- 性欲は生理1週間前にもっとも高まる
アンケート結果について解説します。
<調査の概要>
調査期間:2024年6月14日〜2024年6月30日
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:20代・30代・40代・50代の女性 各100名(合計400名)
約7割の女性が生理周期による性欲の変動を感じている
全年代で約7割の女性が、生理周期による性欲の変動を感じているという結果でした。
生理周期で性欲が変動する主な要因は、女性ホルモンのバランスです。
主な女性ホルモンには性欲を刺激する「エストロゲン」と、性欲を抑える「プロゲステロン」の2種類があり、これらは排卵期や生理などに合わせて増減しています。
エストロゲンは生理後〜排卵前に多く分泌されます。エストロゲンは性行為での感受性を高めたり、膣を濡れやすくしたりするため、エストロゲンが多い時期には性欲を感じやすくなります。
一方でプロゲステロンは、排卵後〜生理前にかけて増えるホルモンです。妊娠の準備をする役割があるため、プロゲステロンが増えると性欲が抑えられるようになります。
このように生理周期によって2種類のホルモンが増減することで、性欲の変動が起こります。
性欲は生理1週間前にもっとも高まる
全年代でみると、約40%の人が「生理1週間前にもっとも高まる」と回答しました。
ただし、「生理1〜3日前」の回答と大きな差はなく、生理周期による性欲の高まりは、個人差が大きいことが伺えます。
そもそも性欲は何のためにある?
性欲は子孫を残すために備わっていると考えられています。人間に限らず、生物が生きる目的は種を存続させることです。
種の存続のためには性行為が必要であるため、性欲が湧くようになっているという説が有力です。
女性の性欲を左右する性ホルモン
女性の性欲を左右する性ホルモンには、以下の3つがあります。
- エストロゲン
- プロゲステロン
- テストステロン
順番に解説していきます。
エストロゲン
エストロゲンは主に卵巣で分泌される女性ホルモンで、以下のような女性の身体機能に深く関わっています。
- 月経周期を調整する
- 女性らしい丸い身体を作る
- 乳房、女性器を発達させる
- 女性器の周りの健康を維持する
など
また脳の報酬系に作用し感受性を高めることで、性的関心を促す働きもあります。
エストロゲンが性欲を高めるのは、妊娠の確率を上げるための本能的な仕組みだといわれており、妊娠しやすい時期(排卵期前)に分泌量のピークを迎えます。
プロゲステロン
プロゲステロンも女性ホルモンの一種で、妊娠の維持に重要な役割を担っています。
- 受精卵の着床を助ける
- 子宮内膜を厚くする
- 子宮の筋肉を安定させる
- 基礎体温を上げる
- 乳腺を発達させる
など
プロゲステロンは排卵後から月経前にかけて分泌が増え、妊娠に備えるためのホルモンです。
プロゲステロンが増えると性欲は減少し、気分が穏やかになる傾向にあります。
テストステロン
テストステロンは男性ホルモンとして知られていますが、実は女性の体内でも分泌されています。女性の体内におけるテストステロンの役割は以下の通りです。
- 筋肉量や骨密度を維持する
- 皮脂の分泌を助ける
- 体毛の成長を促す
- 気力や活力を高める
など
テストステロンは性的な欲求や感受性を高める働きがあり、分泌量が増えると性欲は上昇しやすくなります。
生理周期や運動、ストレスなどによって分泌量は変動し、排卵日の前後に分泌量がもっとも多くなるといわれています。
性欲が強すぎる女性は異常?
性欲の強さはホルモンバランスや体質によって変わるため、性欲が強くても異常ではありません。性欲は食欲や睡眠欲と同じように、人間が持っている自然な欲求です。
しかし、依存症に近いレベルの性欲を感じているのであれば、医療機関に相談するのも一つの選択肢です。
性行為や自慰が生活に支障をきたすほど頻繁であったり、自分の意思では抑えられなかったりする場合は、受診してみましょう。
性欲がない女性は異常?
性欲の強さには個人差があり、性欲がないから異常ということはありません。ホルモンバランスやストレス、体調などさまざまな要因が影響するため、性欲が湧かない人もいます。
しかし、性欲がないことで悩んでいるのであれば、カウンセリングを受けることも検討してみましょう。
妊活が苦痛になったり、パートナーとの関係にすれ違いが生じたりと、日常生活に悪影響が出ているのであれば対処したほうが良いかもしれません。
女性の性欲がなくなる原因
女性の性欲がなくなる原因には、以下のようなものがあります。
- 過去の経験
- ストレスや疲労
- 女性器の痛み・乾燥
- 薬の影響
1つずつ解説していきます。
過去の経験
過去に性行為の経験がなかったり、少なかったりすると性欲が湧きにくくなります。性行為に慣れていないと、不安や緊張が強く出てしまうことがあるためです。
またこれまでに快感を得られた性行為の数が少なく、性行為に良い印象が持てないという場合もあります。
ストレスや疲労
ストレスや疲労も、性欲が湧きにくくなる原因の1つです。
女性は精神的な快感によって性欲を高めていくため、男性に比べて性欲のスイッチが入りにくいといわれています。
ストレスや疲労を感じていると気分が乗らず、性欲が湧きにくくなる可能性があります。
女性器の痛み・乾燥
女性器の痛みによって性行為を苦痛に感じると、性欲が減退する恐れがあります。
通常、性的な興奮を感じると膣潤滑液が分泌されます。しかし、潤滑液が十分に分泌されず膣が乾燥した状態で性行為を行うと、粘膜が傷ついて痛みを感じたり出血したりすることも。
女性器の乾燥は前戯不足や緊張、加齢による女性ホルモン不足などが原因です。
薬の影響
服用中の薬の影響で性欲が低下することもあります。性欲低下につながる主な薬剤は、以下の通りです。
具体的な薬剤名 | |
---|---|
抗うつ薬 | ・パロキセチン(パキシル) ・セルトラリン(ジェイゾロフト) ・フルボキサミンマレイン酸塩(デプロメール、ルボックス) ・エスシタロプラム(レクサプロ) など |
麻薬製剤 (オピオイド) |
・リン酸コデイン(コデインリン酸塩) ・モルヒネ(アンペック、オプソ) ・オキシコドン(オキシコンチン、オキノーム) ・フェンタニル(デュロップ、ラフェンタ) ・レミフェンタニル(アチルバ) など |
抗てんかん薬 | ・カルバマゼピン(テグレトール) ・ラモトリギン ・ゾニサミド(エクセグラン、トレリーフ) ・レベチラセタム(イーケプラ) ・ミタゾラム(ドルミカム) ・セルシン(ジアゼパム) など |
β遮断薬 | ・カルベジロール(アーチスト) ・ビソプロロール(メインテート) ・プロプラノロール(インデラル) ・メトプロロール(セロケン、ロプレソール) ・アテノロール(テノーミン) など |
薬を服用中で性欲の減退が気になる場合は、医師に相談するのがおすすめです。
まとめ
女性の性欲は30代から増すとよくいわれますが、アンケート調査では20代が性欲のピークであることがわかりました。
30代以降は、セックスが好きな人の割合や理想の回数は減少していきます。妊活による義務感や、家庭環境の変化などが要因としてあるかもしれません。
また約7割の女性は生理周期によって性欲の変動を感じており、概ね生理1週間前に性欲のピークを迎えるようです。
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