セックスで2回戦ができない…賢者タイムが長い、性欲が回復しないと感じる人が実施すべき対策

セックスで2回戦ができない原因

セックスで2回戦ができない人は総じて、射精不応期（いわゆる賢者タイム）からの回復が遅いといえます。人によっては、一晩寝なければ回復できない状態になっていることもあるでしょう。

射精不応期からの回復が遅い原因として、以下のようなものが考えられます。

順番に解説します。

【医師からのコメント】

複数回の射精を望むのであれば、勃起力・性欲・体力の全てが十分でないと難しいでしょう。「何回も射精したいのにできない」とお悩みの方は、まずご自身の生活習慣から見直してみることをお勧めします。

更新日：2024年12月29日 公開日：2024年01月30日

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勃起力が低下している

セックスで2回戦ができない原因の1つに、勃起力の低下があります。

1回射精を終えると一時的に勃起力は低下しますが、健康な人は時間をおくと回復します。しかし勃起力が衰えていると、なかなか回復できません。

2回戦をしたいという気持ちに、身体が追いついていない状況です。

勃起力低下の原因には、以下のようなものがあります。

勃起力はホルモンバランスの乱れや生活習慣病と密接な関係にあるため、不健康な生活を続けていると勃起力は低下してしまいます。

更新日：2024年01月30日 公開日：2024年01月30日

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性欲が低下している

性欲の低下も2回戦ができない原因です。賢者タイムで一時的に性欲が低下するのは通常の反応ですが、性欲がある人は時間をおくことで「もう1回戦したい」と思えるようになります。

もともとの性欲が少ない人や、ストレスや疲労などで一時的に性欲が低下している人は、賢者タイムからの性欲回復も遅くなります。

性欲低下の主な原因は以下の通りです。

上記のような原因によって性欲がなくなれば、2回戦どころか1回戦も難しくなる恐れがあります。

更新日：2024年05月31日 公開日：2024年05月31日

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体力が低下している

体力が足りず2回戦ができないというケースも考えられます。1回戦が終わったあとに「疲れたからもう動きたくない」と感じてしまう人は、体力不足を疑いましょう。

加齢によって体力は衰えるため、運動不足の場合は体力が低下する一方です。勃起力や性欲があっても、体力がなくては2回戦は難しいといえます。

【アンケート調査】セックスの2回戦目はどれくらい時間を空ければできる？

当院が20代以上の男性150名に実施したアンケートでは、射精後30分以内に性欲や勃起力を取り戻すと回答した人が最も多い結果となりました。つまり多くの人が、30分以内に2回戦を始められると考えてよいでしょう。

一方、1〜3時間以内と回答した人も多く、回復するまでの時間にはばらつきがあります。

6時間以上の人も1割ほどいますが、6時間はセックスを一度中断している状態といえるため「2回戦ができない」に該当するでしょう。

セックスで2回戦ができない男性が試すべき対策

セックスで2回戦ができない男性は、以下の対策を試してみましょう。

どのような効果が期待できるか、それぞれ解説します。

有酸素運動をする

セックスで2回戦ができない場合は、勃起力や性欲の向上、体力アップなどさまざまな面で効果がある有酸素運動がおすすめです。

有酸素運動は勃起力や性欲に関わる男性ホルモン「テストステロン」の分泌を維持・増加させる効果が期待できます。テストステロンが増えることで、勃起力の回復が早まったり、性欲がアップしたりします。

まずは日常生活で階段を使う、一駅分歩くなど無理のない範囲で有酸素運動を取り入れてみましょう。

また体力が向上することで、疲労によって2回戦ができないという問題も解消されます。

筋トレをする

セックスで2回戦ができない男性には、勃起力や性欲を向上させる筋トレもおすすめです。筋トレにはテストステロンの分泌を促す効果があります。

とくに太ももやお尻など下半身の筋トレは効果が高いといわれています。スクワットやランジ、レッグオープンなどの筋トレに取り組んでみましょう。

また下半身の筋トレは骨盤周辺の血流を改善することでも、勃起力アップに繋がります。

食生活に気を配る

セックスで2回戦ができない男性は、食生活に気を配ることも大切です。栄養バランスが悪いとテストステロンの分泌が減り、勃起力や性欲の低下に繋がります。

1日3食を心がけ、さまざまな食材をまんべんなく食べるようにしましょう。

ジャンクフードの栄養分は炭水化物や脂質に偏りがちなので、タンパク質や野菜、きのこ類も摂るよう意識することが大切です。

十分な睡眠をとる

2回戦ができず、かつ睡眠不足に心あたりがある場合は、十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。睡眠不足はホルモンバランスの乱れに繋がり、勃起力や性欲の低下を引き起こします。

適切な睡眠時間は人によって異なりますが、最低でも6時間は眠るのが望ましいです。

日中に眠気を感じる人は睡眠時間が足りていないか、睡眠の質が低いことが考えられます。しっかり寝ているのに眠いという人は、以下の方法を試してみましょう。

（※1.2）

取り入れられそうなものから少しずつ習慣化していきましょう。

（※1 参考）厚生労働省｜知っているようで知らない睡眠のこと
（※2 参考）日本成人病予防協会｜睡眠の質（リズムを整える）〜新しい生活様式

禁煙する

喫煙は勃起力に悪影響があるといわれており、ある研究では喫煙者は非喫煙者に比べてED（勃起障害）になりやすいという結果も出ています（※1）。

タバコには血流を悪くする効果があるため、陰茎に十分な血液が送られず、勃起力が低下する原因となります。

喫煙習慣がある人で2回戦ができないとお悩みの場合は、禁煙してみましょう。自力での禁煙が難しい場合は禁煙外来もおすすめです。

（※1 参考）日本性機能学会／日本泌尿器化学会｜ED診療ガイドライン

セックスで2回戦できないときは「無理しない」も大切

セックスで2回戦ができないときは無理せず、1回戦に集中するのも大切です。2回戦に臨んで途中で萎えたり中折れしたりすれば、パートナーと気まずい空気になります。

精神的なプレッシャーでますます勃起力や性欲が低下することにも繋がるため、身体が追いつかないのを自覚している場合は2回戦は一度諦めましょう。

2回戦ができなくても前戯の時間を伸ばしたり、射精したあともイチャイチャしたりと、満足度を高める方法はあります。

射精後なかなか回復しないという人は、2回戦にこだわらず1回戦に集中してみましょう。

勃起力の低下を感じるならED治療薬も検討しよう

1回戦目から硬さが足りない、たまに中折れするなど、そもそもの勃起力に低下がみられる場合はEDの可能性もあります。勃起力が低下しているなら、ED治療薬を使用するのも1つの方法です。

服用すると30分〜1時間ほどで勃起力が増し、勃起しやすい状態になります。効果を発揮するのは性的刺激があったときだけなので、常に勃起し続けることはありません。

日本で承認されているED治療薬は、主に以下の3種類です。

	バイアグラ	レビトラ	シアリス
特徴	世界的に知名度のあるED治療薬	即効性が高い	作用時間が長い
ジェネリックの名称	シルデナフィル	バルデナフィル	タダラフィル
効果が現れるまでにかかる時間	30分～1時間	15分～30分	1～3時間
効果の持続時間	3～5時間	5～8時間	30～36時間
食事による影響	受けやすい （空腹時の服用が推奨される）	やや受けにくい	受けにくい

ED治療薬を使用すれば射精後の回復が早まり、2回戦もできる可能性があります。

2回戦ができないとお悩みの人で勃起力の低下を感じている場合は、軽度のEDの可能性もあるため一度相談してみましょう。

【医師からのコメント】

ED治療薬を服用すると勃起が平時より容易になるので複数回の性行為を行うことも可能になってきます。
また、射精後の回復も早まりますので「複数回射精したい」という方にも有効な可能性があります。

まとめ

セックスで2回戦ができない原因には、勃起力や性欲の低下による賢者タイムの延長や、体力の低下が挙げられます。改善したい場合は、生活習慣を整えて健康的な生活を心がけましょう。

しかし生活習慣を改善してもすぐに2回戦ができるようになるわけではないため、しばらくは無理せず1回戦で終わることも大切です。前戯やピロートークなどで満足度を高めるようにしてみましょう。

また勃起力が低下している場合はEDの可能性もあるため、ED治療薬の服用を検討するのもおすすめです。

当院では初診からオンライン診療を利用できます。2回戦ができずでお悩みの人は、気軽に相談してください。