勃起力の維持におすすめの食べ物は?精力向上・ED改善のための食事を紹介

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更新日:2025年06月28日 公開日:2023年04月06日

この記事の監修者はユナイテッドクリニックの細田 淳英です。

「食事で勃起力は向上できる?」

「精力がつく食事にはどんなものがある?」


勃起力はホルモンバランスや血管の健康と深く関係しており、健康的な食生活を送ることで勃起力の維持・向上が期待できます。


本記事では勃起力向上を目指す方におすすめの食事や、避けるべき食事を紹介します。まずは食事から見直したいという方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

ユナイテッドクリニック総医院長
細田 淳英
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経歴

平成15年3月 帝京大学医学部卒業
平成15年5月 帝京大学医学部付属病院勤務
平成19年4月 帝京大学ちば総合医療センター勤務
平成22年4月 山王病院勤務
平成25年10月 池袋ユナイテッドクリニック開院

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勃起と食事の関係|栄養バランスやカロリー管理で勃起力の維持が期待できる


勃起力と日々の食事には深い関係があり、健康的な食事を心掛けることで、勃起力を維持する効果が期待できます。十分に勃起するには、ホルモン分泌や血管の健康が重要であるためです。

一方で、不健康な食事をしていると、ホルモンバランスの乱れや血流の悪化に繋がり、勃起力が低下するおそれがあります。

例えば脂質や糖質が多い高カロリーの食事は、動脈硬化の原因の一つです。血管が固くなると陰茎へ十分な血液が送られず、勃起力が低下する可能性があります。

また栄養バランスの悪い食事は男性ホルモン量の低下を招き、勃起力低下の原因にもなります。不健康な食生活が続くと、結果的にED(勃起不全)を発症することも。

勃起力を維持したい方は、栄養バランスに気をつけてカロリーを摂りすぎないように気をつけましょう。

【医師からのコメント】

EDで来院される中高年の患者さまの中には、高カロリーかつ高食塩・高脂肪な食事をしている方が一定数います。

 

栄養バランスが乱れると高血圧・動脈硬化・糖尿病といった生活習慣病を発症しやすくなります。生活習慣病はEDの大きな原因のひとつです。

 

EDの方は揚げ物やカップ麺を控え、薄味でさっぱりとした食事を増やすことを心がけてください。

(※1 参考)MSDマニュアルプロフェッショナル版|勃起障害
(※2 参考)日本性機能学会/日本泌尿器科学会|ED診療ガイドライン

勃起力を維持・向上したい方が摂取すべき栄養素

EDの方が接種すべき栄養素と食事
EDの方が摂取すべき栄養素は以下のとおりです。

  1. 亜鉛|牡蠣やレバーなど
  2. シトルリン|スイカやメロンなど
  3. DHA・EPA|サバやサンマなど
  4. ビタミンE|アーモンドやアボガドなど
  5. カルニチン|牛肉や鶏むね肉など
  6. アルギニン|卵や大豆など
  7. アリシン|にんにくや玉ねぎなど
  8. タウリン|あさりやタコなど

なお、上記の食材だけを食べれば勃起力がアップするというわけではありません。

上記の食材を取り入れたうえで、5大栄養素(炭水化物・脂質・たんぱく質・ミネラル・ビタミン)をバランス良く摂取することが大切です。

勃起力を維持・向上させたい方が摂取すべき栄養素を、食事例とともにチェックしていきましょう。

①亜鉛|牡蠣やレバーなど

「亜鉛を摂取すると勃起力が向上する」という臨床データはないものの、男性ホルモンの一つであるテストステロンの分泌量の増加が期待できます。

テストステロンは心身の健康に大きく関係しており、テストステロンが増えることでエネルギッシュになる・性的興奮が高まるなどの変化が期待でき、間接的に勃起力の向上につながる可能性があります。

なお厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、亜鉛の1日の目安摂取量は成人男性で11mgです。

亜鉛が多く含まれる食材は以下を参考にしてください。

<亜鉛を多く含む食材>

生牡蠣 100gあたり14mg
豚レバー 100gあたり 6.9mg
牛肉(赤身) 100gあたり5.7mg
さくらえび(素干し) 100gあたり4.9mg
しじみ(水煮) 100gあたり4mg

※1

<亜鉛の目安摂取量を満たすための食事例>

食事例① ししゃも100g(約2.1mg)
牛もも肉100g(約4.1mg)
卵3個(約3.3mg)
アーモンド30g(約1mg)
豆腐100g(約0.6mg)
→合計11.1mg
食事例② あさり100g(約2.8mg)
豚レバー160g(約5.5mg)
卵1個(約1.1mg)
玄米200g(約1.6mg)
→合計11mg
食事例③ 生牡蠣80g(約11.2mg)

※()内は含まれる亜鉛の量

上記の食事例を見ると、1日11mgの亜鉛を摂取するのはかなり大変であることがわかります。

毎日の亜鉛摂取が難しいと感じる場合は、サプリメントを上手に活用するのがおすすめです。


(※1 参考)文部科学省|日本食品標準成分表

②シトルリン|スイカやメロンなど

アミノ酸の一種であるシトルリンは、陰茎海綿体(勃起に関与する組織)への血液流入に必要な「NO(​​一酸化窒素)」を生成するのに必要です。

国立研究開発法人の「虚血に伴う勃起不全に対する新規アプローチ」では、シトルリンの摂取でEDが改善したと報告しています。

なお食品安全委員会の「遺伝子組換え食品等専門調査会」によれば、栄養補助食品として販売されているL-シトルリンの場合、目安摂取量は1日800mgです。これはスイカ444g(12分の1切れ程度)に相当します。

他にも、シトルリンはメロンやきゅうりなどのウリ科植物に多く含まれるので意識して摂取するようにしましょう。

③DHA・EPA|サバやサンマなど

必須脂肪酸の一種であるDHAとEPAは、血液をサラサラにする(血中の中性脂肪を減らす)とされています(※1)。

血流が改善すれば陰茎にしっかりと血液が送られるようになり、勃起力の向上も期待できます。

なおDHA・EPA の1日の摂取目安量は両方合わせて1000mg以上(※2)です。

DHAとEPAが多く含まれる食材は以下を参考にしてください。

<DHAとEPAを多く含む食材>

DHA EPA
あじ 150g 505mg 275mg
イワシ 100g 568mg 690mg
鮭 100g 820mg 492mg
サバ 100g 1069mg 728mg
サンマ 150g 1468mg 886mg

※2

例えば鮭であれば一切れ、さんまであれば1/2尾食べれば、1日の摂取目安量を超えられます。

毎日魚を食べるのが難しい方は、サプリメントを活用するのもよいでしょう。

(※1 参考)消費者庁|食品の機能性評価モデル事業の結果報告
(※2 参考)国立病院機構|DHA・EPAの働き 1回に食べる目安量

④ビタミンE|アーモンドやアボガドなど

ビタミンEには抗酸化作用(※1)があり、「男性更年期障害」の予防になります。男性更年期障害では勃起力の低下がみられる場合もあるため、勃起力を維持したい方は積極的に摂取しましょう。

なお厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、ビタミンEの1日の目安摂取量は成人男性で6.5mgです。

ビタミンEが多く含まれる食材は以下を参考にしてください。

<ビタミンEを多く含む食材>

アーモンド 100gあたり30mg
うなぎ 100gあたり3.8mg
アボカド 100gあたり3.3mg
イワシ 100gあたり1.6mg
あゆ 100gあたり1.2mg

※2

例えばアーモンドであれば20粒以上、アボカドであれば1個食べれば、1日の摂取目安量を超えられます。

アーモンドはビタミンEをとくに多く含むため、小腹が空いたときなどにアーモンドをつまむようにするとよいでしょう。

(※1 参考)ビタミンEおよびその類縁化合物の抗酸化作用
(※2 参考)文部科学省|日本食品標準成分表

⑤カルニチン|牛肉や鶏むね肉など

アミノ酸の一種であるカルニチンには、EDを改善する効果があるとされています。

カルニチンはミトコンドリアに脂肪酸を運び、燃焼することでエネルギーを産生しており、脂肪代謝において重要な役割を果たしている栄養素です。

カルニチンがなぜEDを改善するのかは詳しくわかっていませんが、男性の老化症状に関する臨床研究では、6ヶ月間カルニチンを投与したところ勃起力が大幅に改善したという結果が出ています(※1)。

通常カルニチンは体内で産生されるため推奨摂取量は定められていませんが、食事からも摂取できます。

<カルニチンを含む食材>

牛肉100g 50〜143mg
タラ100g 4〜8mg
鶏むね肉100g 4〜5mg
牛乳100g 3mg

(※2)

カルニチンは肉や魚、牛乳など動物性の食材に多く含まれており、特に赤身肉ほど含有量が多くなります。

ラム肉やシカ肉に多く含まれるといわれていますが、毎日摂取するのは難しいため、代わりに動物性タンパク質をしっかり摂取しましょう。

(※1 参考)G Cavallini, S Caracciolo, G Vitali, F Modenini, G Biagiotti「Carnitine versus androgen administration in the treatment of sexual dysfunction, depressed mood, and fatigue associated with male aging」
(※2 参考)厚生労働省|カルニチンより算出

⑥アルギニン|卵や大豆など

アルギニンは、血管を拡張する作用がある「一酸化窒素(NO)」を合成するのに必要な栄養素です。血管を拡張することで陰茎への血流が増加し、勃起力を向上する効果が期待できます。

またNOには疲労回復の効果があり、疲れからくる勃起力の低下にも効果的です。

アルギニンは体内で合成される「非必須アミノ酸」の一種です。年齢とともに合成される量が減っていくため、食事からも積極的に摂取しましょう。

<アルギニンが多く含まれる食材>

鶏むね肉100mg 2,600mg
落花生100mg 3,300mg
大豆100mg 3,000mg
卵1個(約50g) 470mg
にんにく1片(約5g) 65mg

(※1)

アルギニンは肉類や豆類、にんにくなどに多く含まれます。比較的取りやすい食材ばかりなので、意識せずとも十分な量を摂取できるでしょう。

推奨摂取量は正確には定められていませんが、およそ2,000〜4,000mgほど必要だといわれています。肉類を100g以上食べれば、必要量がまかなえます。

落花生にもアルギニンが多く含まれるので、間食をするときは落花生を食べるのがおすすめです。

(※1 参考)文部科学省|食品成分食品成分データベース

⑦アリシン|にんにくや玉ねぎなど

アリシンはビタミンBと結合することで「アリチアミン」になり、男性ホルモンの分泌を促す効果があります。

男性ホルモンは性機能を維持するために重要なホルモンなので、分泌量が増えることで勃起力がアップする可能性があります。

アリシンはにんにくや玉ねぎ、ニラなどの匂いが強く辛味がある食材に含まれている栄養素です。

推奨摂取量は特に定められていませんが、過剰摂取すると胃腸障害や貧血などの体調不良につながる恐れもあります。

たまに食べ過ぎるくらいであれば問題ありませんが、生にんにくは1日に1片、加熱したにんにくであれば2〜3片程度を目安にしましょう。

⑧タウリン|あさりやタコなど

タウリンには疲労回復やコレステロールを減らす効果があります。疲れによって勃起力が落ちている方は、タウリンを摂取することで勃起力が改善する可能性があります。

タウリンの推奨摂取量は明確には定められていませんが、1日の摂取目安は500〜2,000mg程度です。

<タウリンを多く含む食材>

  • 牡蠣
  • ホタテ
  • あさり
  • タコ
  • カツオ
  • イカ

など

特に牡蠣やホタテに豊富に含まれますが、毎日の摂取は難しいため、あさりやタコなど他の魚介類を取り入れるのがおすすめです。

日常的に魚介類を摂取するのが難しい場合は、栄養ドリンクやサプリを活用すると良いでしょう。

⑨ムチン|納豆やオクラなど

ムチンはタンパク質を分解する酵素を含んでおり、タンパク質のエネルギー効率を向上することで疲労回復の効果が期待できます。

疲労が勃起力低下の原因である場合は、ムチンの効果によって勃起力が改善する可能性があります。

ムチンは主に、ネバネバした食材に多く含まれる食材です。

<ムチンを多く含む食材>

  • 納豆
  • オクラ
  • モロヘイヤ
  • なめこ
  • 山芋
  • 里芋

など

ムチンは熱に弱いため、生で食べたほうが効率的に摂取できます。推奨摂取量は定められていませんが、毎日の食卓にネバネバした食材を取り入れるのがおすすめです。

栄養バランスが偏りがちな方にはサプリメントもおすすめ

食事だけで栄養を完璧に補うのは難しいので、サプリメントを上手に活用するのもおすすめです。サプリメントなら、忙しい方でも手軽に栄養素を補えます。

ただしサプリメントに頼りきるのはよくありません。あくまでも不足する栄養素を補う目的で利用しましょう。

【医師からのコメント】
 

当院では患者さまに亜鉛のサプリメントを摂取することをお勧めしています。

 

亜鉛は別名「セックスミネラル」と呼ばれ、ウナギや牡蠣といった食べ物にも含まれている精液の原料です。また、毛髪の必須の原料としても知られています。

 

サプリメントは薬のように即効性が期待できるものではありません。しかし継続的に摂取すること体質改善に繋がり、長い目でみればED症状の改善に繋がります。

 

 

ユナイテッドクリニックでは医療用サプリメントの処方も行っているので、ぜひご相談ください。

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【コンビニで買える】勃起力を維持・向上したい方におすすめの食べ物

勃起力の維持・向上につながる食べ物は、コンビニでも購入できます。手軽に食生活を整えたいという方は、以下の食材を取り入れてみましょう。

  • 牡蠣の缶詰
  • 鯖の水煮缶
  • 素焼きアーモンド
  • サラダチキン
  • 玉ねぎ多めのサラダ

詳しく解説します。

牡蠣の缶詰

コンビニで買える商品で勃起力を維持・向上を目指すなら、牡蠣の缶詰がおすすめです。牡蠣には亜鉛が豊富に含まれており、摂取することで勃起に関わる男性ホルモン「テストステロン」の増加が期待できます。

亜鉛を豊富を含む食材として牡蠣は有名ですが、生牡蠣は価格や取り扱いの有無を考慮すると、日常的に摂取するのが難しい食材です。しかし缶詰ならオールシーズン入手でき、価格もお手頃なので挑戦しやすいでしょう。

また、亜鉛には免疫機能の維持や皮膚の健康を保つ働きもあり、風邪や肌荒れの予防などの効果も期待できます。

鯖の水煮缶

鯖の水煮缶も勃起力の維持・向上におすすめの食品です。鯖に多く含まれるDHA・EPAには血液をサラサラにする働きがあり、陰茎への血流を保つことで勃起力を維持する効果が期待できます。

魚は調理の手間や臭いが気になって避けがちという方でも、水煮缶なら手軽に取り入れられます。価格も比較的安価で長期保存ができるため、継続しやすいのも魅力です。

そのままだと食べにくいという方は、ポン酢を少しかけたり味噌を溶いたりすると、手間を掛けずに美味しく食べられるでしょう。

DHA・EPAによって血管の健康が保たれることで、生活習慣病を予防する効果も期待できます。

素焼きアーモンド

コンビニ商品の中では、ビタミンEを摂取できる素焼きアーモンドもおすすめです。

ビタミンEには抗酸化作用があり、血管の健康を保つ働きがあるとされています。勃起力の維持には血管の健康が重要です。

ビタミンEを多く含む食材にはうなぎやアボカドなどもありますが、これらは日常的に取り入れるにはややハードルが高いでしょう。素焼きアーモンドであれば、忙しい合間にもおやつ感覚で手軽に摂取できます。

また、ビタミンEは血行を良くすることで肌の健康維持にも役立つとされており、美容に気を使いたい方にもおすすめの食品です。

サラダチキン

サラダチキンは勃起力の維持・向上におすすめの商品です。鶏胸肉からは、勃起力の向上が期待できるカルニチンとアルギニンを摂取できます。

脂が少ないため、EDの原因となる脂肪の摂りすぎも防げます。もちろんそのまま食べても美味しいですが、サラダのトッピングにすると他の栄養素も一緒に摂取できておすすめです。

玉ねぎ多めのサラダ

勃起力の維持・改善を目指すなら、サラダで野菜をしっかり摂ることも大切です。コンビニで買ったサラダをいつもの食事にプラスすると手軽に野菜を摂取できます。

野菜はどれも健康維持に役立ちますが、勃起力を意識するならアリシンが豊富な玉ねぎを多めに摂るのがおすすめです。

アリシンはビタミンBと結合することで、男性ホルモンの分泌を促すアリチアミンに変化します。

ビタミンBは本記事で紹介したアーモンドやサラダチキンにも含まれているので、ぜひ一緒に食べるようにしましょう。

また、アリシンは疲労回復の効果も見込めるので、疲れで勃起力が低下している方にもおすすめです。

「精のつく食べ物」ってどんなもの?疲労回復に効果的な食べ物を指す

「精のつく」の定義は曖昧ですが、疲労回復を指す場合が多いです。

精のつく(疲労回復に有効)とされる食べ物には以下のようなものがあります。

含まれる栄養素
牡蠣 亜鉛・ビタミンB12
あさり ビタミンB12・鉄・カルシウム・亜鉛・タウリン
うなぎ ビタミン(A・B1・B2・E・D)・カルシウム・鉄・亜鉛・DHA・EPA・コラーゲン
青魚 DHA・EPA・タウリン
豚肉 ビタミンB群
ビタミン(A・D・E・K・B2・B12・葉酸・パントテン酸・ビオチン)・リン・鉄
長芋 ビタミン(B1・B6・C)

「精のつく」は「勃起力を上げる」とは意味が異なりますが、勃起力は疲労によっても低下するため、精のつく食べ物を積極的に摂ることで間接的に勃起力の向上につながる可能性はあります。

勃起力向上に対して即効性のある「精のつく食べ物」はある?

摂取してすぐに勃起力が上がるような食材は存在しません。

前述した勃起力向上に効果的な食材も、日常的な摂取により少しずつ体質が改善されることで、間接的に勃起力の向上につながるものです。

ただし、疲労で一時的に勃起力が落ちているような状況であれば、栄養価の高いものを食べることで早期の回復が見込まれます。

あくまでも勃起をサポートする目的で、精がつくとされる食材を積極的に摂るとよいでしょう。

ED・勃起力低下につながる恐れがある食事

EDの予防・改善のために避けるべき食事についても見ていきましょう。以下のような食事はEDにつながる恐れがあります。

  1. 高カロリーな食事
  2. 塩分が高い食事
  3. 脂肪分が多い食事

それぞれ解説していきます。

①高カロリーな食事

<高カロリーな食事の例>

  • 脂っこい食事
  • ジャンクフード
  • カップ麺やスナック菓子

BMIが増える(肥満になる)につれてEDのリスクが高まる(※1)ため、高カロリーな食事は避けましょう。

肥満以外にも、高カロリーな食事による高血圧症・動脈硬化・糖尿病などもEDのリスクを高める(※1)ので注意が必要です。

男性の1日あたりの推定エネルギー必要量を、身体活動レベルごとにまとめました。

【推定エネルギー必要量】

身体活動レベル 推定エネルギー必要量
18〜29歳 レベルⅠ 2,300kcal/日
レベルⅡ 2,650kcal/日
レベルⅢ 3,050kcal/日
30〜49歳 レベルⅠ 2,300kcal/日
レベルⅡ 2,700kcal/日
レベルⅢ 3,050kcal/日

※2

【身体活動レベル】

レベルⅠ 生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合
レベルⅡ 座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、あるいは通勤・買物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む場合
レベルⅢ 移動や立位の多い仕事への従事者。あるいは、スポーツなど余暇における活発な運動習慣をもっている場合

※2

上記を大幅に超える場合は食べ過ぎであり、EDのリスクも高まります。健康のためにも、身体活動レベルに合った1日の摂取カロリーを目標にしましょう。

【医師からのコメント】

EDで来院される患者さまは、実際に肥満体型であることも珍しくありません。

 

高カロリーな食事を続けることは肥満に始まり、高血圧・動脈硬化・糖尿病などさまざまな病気を誘発する万病の元です。

 

高カロリーが習慣になってしまっている方は食事に気を付けることはもちろん、適度に運動することも心がけてください。ウォーキングや水泳といった有酸素運動はEDと生活習慣病の両方に有効です。

(※1 参考)日本性機能学会/日本泌尿器科学会|ED診療ガイドライン
(※2 参考)厚生労働省|「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」

②塩分が高い食事

<塩分が高い食事の例>

  • ラーメン
  • レトルト等の加工食品
  • 味噌汁

塩分過多は高血圧を引き起こすとされていますが、高血圧患者はEDを合併する頻度が高い(※1)こともわかっています。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」によると、塩分の摂取目安量は成人男性の場合で1日7.5g未満です。

例えばラーメン1杯には6g前後の塩分が含まれており、1杯食べるだけで1日の摂取目安量の大半を満たしてしまいます。

他にも、味の濃い食事は塩分を多く含む傾向にあるため、濃い味が好きな方は減塩を心がけましょう。

(※1 参考)日本性機能学会/日本泌尿器科学会|ED診療ガイドライン

③脂肪分が多い食事

<脂肪分が多い食事の例>

  • 揚げ物
  • 油を多く使った料理
  • 洋菓子

高脂肪食は肥満や動脈硬化を引き起こす原因の一つです。「ED診療ガイドライン」では、肥満と動脈硬化はどちらもEDのリスク因子とされています。

揚げ物をはじめ、バターや生クリームをたくさん使う洋食や洋菓子には多くの脂肪分が含まれるため、なるべく控えましょう。

勃起力の維持・ED予防のために食事内容を工夫している男性は少ないのが現状

勃起力の維持・ED予防のために食事内容を工夫している男性は少ないのが現状

男性313名に対して行ったアンケート調査では、勃起力向上のために食事内容を工夫したことのある男性は3割に留まることがわかっています(※1)。

勃起力向上に対して即効性のある食材はないものの、栄養と勃起機能は密接に関係しているため、日頃の食生活を見直すことが大切です。

まずは塩分や脂肪分を控えることから始めてみて、できる範囲で先述した「勃起力を維持・向上したい方が摂取すべき栄養素」を取り入れましょう。

(※1 参考)value press|勃起促進につながるイメージのある食べ物は?男性313名に聞いてみた

EDを発症している場合は食事だけでは早急な対処が難しい

EDをすでに発症している場合、食事だけですぐに勃起できるようにするのは難しいです。とくに身体的な問題で発症する「器質性ED」は、すぐには治りません。

器質性EDでは動脈硬化が進んで陰茎への血流が低下していたり、神経に何らかの異常が起きていたりします。食事の見直しによって徐々に改善する可能性がありますが、時間がかかります。

早急に勃起力を回復させたいという場合は、ED治療薬の使用がおすすめです。ED治療薬には、陰茎への血流増加を助ける役割があります。

薬を服用してからおよそ30分〜1時間で効果が現れ始め、勃起しやすい状態になります。

日本で承認されているED治療薬は、以下の3種類です。

バイアグラ
バイアグラ
レビトラ
レビトラ
シアリス
シアリス
特徴 世界的に知名度のあるED治療薬 即効性が高い 作用時間が長い
ジェネリックの名称 シルデナフィル バルデナフィル タダラフィル
効果が現れるまでにかかる時間 30分~1時間 15分~30分 1~3時間
効果の持続時間 3~5時間 5~8時間 30~36時間
食事による影響 受けやすい
(空腹時の服用が推奨される)
やや受けにくい 受けにくい

効果の発現時間や持続時間、食事による影響などが異なるため、目的に合わせて選択することが大切です。

当院では3種類の先発品に加えて、ジェネリック医薬品も取り扱っています。

オンライン診療なら通院せずに即日で処方できるので、すぐにED治療薬がほしいという方は、ぜひ当院にご相談ください。

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まとめ

健康的な食生活は男性ホルモンの増加や血流改善をもたらし、勃起力の維持・向上に繋がります。勃起力でお悩みの方は、亜鉛やシトルリンなど、本記事で紹介した食材を積極的に摂取しましょう。

一方で栄養バランスが悪い食事を続けると勃起力が低下し、最終的にはEDに繋がる恐れもあります。

すでにEDを発症している場合、食事だけですぐに改善するのは難しいため治療が必要です。すぐに勃起力を改善したいという方は、ED治療薬の使用も検討しましょう。

なお当院はオンライン診療と対面診療の両方に対応しており、気軽に相談できる環境を整えています。

初診・カウンセリング料は無料ですので、EDでお悩みの方はユナイテッドクリニックにご相談ください。

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