EDで勃たないときに試したいマッサージ・ツボ一覧！勃起させたいならどこを押す？

下半身の冷えや血流不足に起因するED・勃起不足なら、マッサージは予防・改善の一助となる

下半身の冷えや血流不足は、EDの原因のひとつです。血行が悪くなると勃起に必要な血液が陰茎に届きにくくなり、EDが起こります。

このような下半身の冷えや血流不足に起因するEDでは、マッサージは予防・改善の一助となるでしょう。

マッサージには骨盤周りの筋肉の緊張をほぐしたり、精神をリラックスさせたりする効果も期待できます。

ただし、すべてのEDにマッサージが適しているわけではありません。EDは下半身の冷えや血流不足だけでなく、さまざまな原因によって起こります。

EDの症状がある場合、まずは医師の診察を受けることが大切です。マッサージはあくまで間接的なサポートとして行いましょう。

【医師からのコメント】

ED改善を目的としたマッサージは、一定の効果があると考えられます。マッサージを行うことによって筋肉の緊張緩和やリラックス効果が得られるため、積極的に取り入れるとよいでしょう。

ED気味で勃たないと感じる方におすすめのマッサージ3選

勃起力の低下や中折れなど、EDの兆候を感じる方は以下のマッサージを試してみましょう。

それぞれ、詳しく解説していきます。

鼠蹊部リンパマッサージ

鼠蹊部リンパマッサージは鼠蹊部（太ももの付け根の内側あたり）のリンパの流れを促進し、血行を向上させることを目的としたマッサージです。

適度な圧力をかけることで骨盤周りの筋肉の緊張を緩和し、陰茎への血流を増加させる効果が期待できます。

やり方は非常に簡単で、太ももの付け根から膝上に向かって、軽く圧迫しながらストロークを行います。

鼠蹊部を圧迫するだけでもリンパの流れは促進できるので、休憩がてらに試してみてはいかがでしょうか。

【医師からのコメント】

鼠蹊部マッサージによってリンパの流れがよくなると血行改善が促進されるため、ED改善の効果も期待できます。

睾丸マッサージ

睾丸マッサージは、睾丸とその周辺のリンパ節へアプローチするマッサージです。

睾丸マッサージは、タイ式マッサージでは「ジャップカサイ」と呼ばれており、精力増強や腎機能の回復、テストステロン量増加などの効果が期待できるとされています（※1）。

睾丸マッサージは以下の手順で行います。

前述の鼠蹊部リンパマッサージとあわせて行うと、より効果を高められるでしょう。

【医師からのコメント】

睾丸マッサージは医学的な根拠に乏しいものの、タイにおいては古くから男性機能の向上目的で施術されてきた歴史もあるので、試してみる価値はあるのではないかと考えます。

（※1 参考）特定非営利活動法人 日本トラディショナルタイマッサージ協会（TTMA）｜ジャップカサイってなに？

反射区のマッサージ（リフレクソロジー）

反射区のマッサージ（リフレクソロジー）は、手や足裏に存在する「反射区」を刺激するマッサージです。

EDの改善には、かかとの末端から親指1本分上の「生殖腺」エリアが効果を期待できるとされています。

リフレクソロジーは「ツボ（点）」ではなく「エリア」を対象に、広範囲に刺激を与える点がポイントです。

親指の腹や人差し指の第二関節を使い、少し痛みを感じる程度の力加減で、生殖腺を刺激しましょう。

ゴルフボールなどを床に置き、足裏で転がすようにマッサージする方法もおすすめです。

勃起促進をサポートするツボ一覧

以下のツボをマッサージすることで、血行が良くなり、勃起力や男性機能に良い影響を与えるといわれています。

上記の中でも、とくにEDに効果が期待できるとされているツボは「中極」です。

中極はおへそから指5本分下の位置にあり、性機能の改善だけでなく、冷え性や腹部の不調、泌尿器系のトラブル改善などが期待できます。

押しやすい指を使ってゆっくり圧を加えていき、痛気持ちいいくらいの強さで5秒間キープを繰り返しましょう。

【医師からのコメント】

中極は男性機能の改善に有効なツボとされています。医学的な根拠ははっきりしませんが、ツボ押しにはリラックス効果もありますので取り入れてみてもいいでしょう。

EDの予防・改善を目指すならマッサージに加えて筋トレや有酸素運動もおすすめ

運動には脂肪燃焼や血流改善の効果があり、「ED診療ガイドライン」においてもED患者に対する運動療法は強く推奨されています。

マッサージとあわせて行いたいおすすめの運動は、下半身の筋トレと有酸素運動（ジョギング、ランニングなど）です。

とくにスクワットは脚やお尻、骨盤底筋群など下半身の筋肉全体が鍛えられるため、勃起力の改善やEDの予防効果が期待できます。

更新日：2025年01月20日 公開日：2023年04月24日

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EDの症状が深刻な場合はED治療薬をお試しください

EDはマッサージや運動、生活習慣の見直しなどで徐々に改善できる場合もありますが、即効性を求める場合はED治療薬を検討してみてください。

ED治療薬は性行為の前に30分～1時間前に服用することで、一時的に勃起力や持続力を高める効果が期待できる薬です。

「ED診療ガイドライン」においてもED治療の第一選択として推奨されています。

代表的なED治療薬は以下の3種類です。

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ED改善についてよくある質問

ED改善についてよくある質問をまとめました。

Q.EDに即効性のあるツボはありますか？

EDに効くとされるツボは「中極」で、おへそから指5本分ほど下にあります。

ただし、ツボ療法は即効性があるものではなく、一度の刺激で劇的な効果は見込めません。

Q.EDにお灸や鍼灸は効きますか？

お灸や鍼灸などの伝統的な東洋医学療法は、血流の改善に効果があるとされており、ED改善の一助となる可能性はあります。

ただし、ツボと同様に劇的な変化は期待できず、あくまで生活習慣の改善や内服治療のサポートに留まります。

Q.EDに効く食べ物やサプリメントはありますか？

健康な食事を基本として、亜鉛を積極的に取り入れることをおすすめします。

亜鉛は精子の生成に関係しており、男性の性的健康に欠かせない栄養素です（※1）。

生牡蠣や豚レバー、牛肉などに多く含まれていますが、毎日食事で摂取することが難しい場合はサプリメントの活用も検討してみましょう。

更新日：2024年11月18日 公開日：2023年04月06日

勃起力の維持におすすめの食べ物は？ED改善・精力向上のための食事を紹介

（※1 参考）渡辺 敏明｜亜鉛欠乏状態のマウス精子の生存率および形態に及ぼす影響

まとめ

下半身の冷えや血流不足がEDの原因である場合、マッサージはEDの予防や改善に役立つことがあります。下半身の筋トレや有酸素運動も効果が期待できるでしょう。

ただし、マッサージや運動はあくまで補完的なアプローチであり、EDの症状がある場合はまず医師の診察を受けるべきです。

EDにお悩みの方、ED治療薬の処方が必要な方はクリニックまでご相談ください。