バリフとは？効果や得られる硬さ、副作用などを紹介

バリフとは？インド製のレビトラジェネリック

バリフは、インドで製造・販売されているレビトラのジェネリック医薬品です。日本国内では承認されていません。

バリフの概要は以下の通りです。

バリフは国内未承認の薬であるため医療機関では処方されておらず、個人輸入でしか入手できません。

個人輸入での購入は健康被害につながるおそれがあるため、厚生労働省も注意を促しています。（※2）

自己判断でバリフを購入するのは避け、クリニックで国産のレビトラジェネリックを処方してもらうのが良いでしょう。

※バリフもレビトラのジェネリックに該当しますが、以降は便宜上、国産のレビトラジェネリックのみを「レビトラジェネリック」と呼称します。

【医師からのコメント】

入手したバリフが本物であれば健康被害を起こすことはありませんが、日本国内で入手するには個人輸入に頼るしか方法がありません。

個人輸入したバリフには偽物が混入する可能性がありますので、服用しないほうが無難です。

（※1 参考）PMDA｜バルデナフィル錠10mg「サワイ」 ／バルデナフィル錠20mg「サワイ」
（※2 参考）厚生労働省｜医薬品等を海外から購入しようとされる方へ 

バリフとレビトラジェネリックの違い

バリフとレビトラジェネリックの違いは、以下の通りです。

バリフとレビトレジェネリックの大きな違いは、国内承認の有無です。

レビトラジェネリックは厚生労働省の承認を得ているため、医師による処方を受けられます。また、一定の効果と安全性が保証されています。

バリフは未承認の薬なので医師からの処方は受けられず、効果や安全性も保証されていていません。

【医師からのコメント】

バリフとレビトラジェネリックは同じバルデナフィルを主成分とする薬剤です。違いは日本国内の承認の有無だけです。

効能効果が全く同じ薬剤ですので、将来的にバリフが国内で承認される可能性はないでしょう。

バリフの効果は？硬さや作用時間はレビトラと同等とされている

バリフはレビトラと同じ有効成分の薬なので、勃起時の硬さや作用時間はレビトラと同等だとされています。

バリフの効果は以下の通りです。

しかし、個人輸入でバリフを手に入れる場合は偽物や粗悪品の可能性があり、効果が保証されていないため注意しましょう。

バリフの飲み方は？性行為の30分〜1時間前を目安に水で服用

バリフは性行為の30分〜1時間を目安に、水またはぬるま湯で服用します。バリフの効果は、レビトラと同じく30分〜1時間後に現れ始めるためです。

ゼリータイプの場合は、水なしでも服用できます。

また、バリフは食事の影響を受けにくいのが特徴です。標準的な食事（総エネルギーに占める脂肪の割合が約30％）であれば、効果には特に影響ありません。

とはいえ、高脂質の食事はバリフの効果に悪影響を与えるおそれがあるため、服用前の脂っこい食事は避けましょう。

バリフの副作用

バリフの副作用として、ほてりや頭痛、めまいなどが現れる可能性があります（※1）。

有効成分はレビトラと同じバルデナフィルであるため、レビトラと同様の症状が現れると考えられます。

副作用が出るタイミングは、服用してから30分〜1時間後です。

ただし個人輸入で偽薬や粗悪品を手にしてしまった場合、副作用のリスクはこの限りではありません。

（※1 参考）PMDA｜バルデナフィル錠10mg「サワイ」 ／バルデナフィル錠20mg「サワイ」

バリフの種類

バリフには、以下の2種類があります。

詳しく解説します。

※いずれも国内未承認の薬剤であり、個人輸入代行での入手は推奨されません。
※ユナイテッドクリニックではバリフを取り扱っていません。

バリフ20

バリフ20は、錠剤タイプの薬です。レビトラは5mg、10mg、20mgの3種類がありますが、バリフ20は20mgしかありません。

色や形はレビトラに似ていて、オレンジ色で丸型の錠剤です。レビトラよりは若干小さく、表に「V」、裏に「20」と刻印されています。

バリフゼリー

バリフゼリーは水なしで飲めるゼリータイプの薬です。ゼリーには以下の味付けがされており、錠剤が苦手な方に向いています。

パイナップル味のみの7袋パックと、7種類の味が1つずつ入ったパックがあります。

バリフは製造中止になった？製造は再開されて現在は入手できる状態

バリフは一度製造中止になりましたが、現在は製造が再開されて入手できる状態です。

製造中止の原因は、レビトラを製造販売するバイエル薬品が「バリフはレビトラの特許を侵害している」と訴訟を起こしたことです。

裁判で製造元であるアジャンタファーマ社に対してバリフの生産・輸出禁止が言い渡され、一時は製造中止となりました。

その後アジャンタファーマ社が不服申立てをし、医薬品の製造及び輸出に関する記録を3ヶ月おきに裁判所に提出することを条件に、製造が認められました。

現在はバリフの製造が再開されています。

バリフを個人輸入（ネット通販等）で入手するリスク

個人輸入でバリフを購入するのは、偽薬や粗悪品のリスクがあるため推奨されません。

EDの治療薬を製造販売している4社の合同調査では、インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品ということがわかりました（※1）。

また個人輸入で入手した薬で重大な副作用が起こった場合、国の救済制度を受けられないというデメリットもあります。

厚生労働省も個人輸入の薬剤に対して注意喚起を行っており、バリフを個人輸入で購入するのはやめたほうが良いでしょう（※2）。

（※1 参照）ファイザー株式会社、バイエル薬品株式会社、日本新薬株式会社、日本イーライリリー株式会社｜インターネットで入手したED治療約の約4割が偽造品
（※2 参照）厚生労働省｜医薬品等を海外から購入しようとされる方へ

費用を抑えたいならバリフではなく医療機関のレビトラジェネリックを選ぼう

ED治療薬の費用を抑えたい方は、バリフではなく医療機関でレビトラジェネリックを処方してもらうのがおすすめです。

バリフと同様の有効成分であるレビトラジェネリックは、国内でも製造販売されています。

医療機関が取り扱うレビトラジェネリックは国の承認を受けているので一定の効果と安全性が認められており、あえてリスクが高いバリフを選ぶメリットはありません。

当院では以下の料金で、レビトラジェネリックを処方しています。

【初診の方】

【再診の方】

まとめ買いをすると通常より2錠多く処方されるため、よりお得に購入できます。また、診察料は無料です。

まとめ

バリフはインド製のレビトラジェネリックで、国内未承認の薬です。個人輸入でしか入手できないため、バリフの購入は推奨されません。

バリフを使いたい方は、同様の成分で作られた国産のレビトラジェネリックがおすすめです。

当院でもレビトラジェネリックを処方していますので、ぜひご相談ください。対面診療はもちろん、オンライン診療も行っています。