フル勃起しないのはなぜ?原因と改善方法を徹底解説

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更新日:2025年02月27日 公開日:2025年02月27日

この記事の監修者はユナイテッドクリニックの細田 淳英です。
フル勃起しないのはなぜ?原因と改善方法を徹底解説

「最近、フル勃起を実感する機会が減った」

「途中で萎えてしまうことが増えた」


このような悩みを抱えていませんか?


加齢とともに勃起力が低下するのは自然な現象です。しかし、しっかりと対策すれば歳を重ねても十分な硬さのフル勃起を維持することが可能です。


この記事では、フル勃起しない人の特徴や勃起力が低下する原因を詳しく解説し、効果的な改善方法を紹介します。


最後まで読めば、自分に合った対策を見つけ、勃起力を取り戻すヒントが得られるでしょう。

この記事の監修者

ユナイテッドクリニック総医院長
細田 淳英
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経歴

平成15年3月 帝京大学医学部卒業
平成15年5月 帝京大学医学部付属病院勤務
平成19年4月 帝京大学ちば総合医療センター勤務
平成22年4月 山王病院勤務
平成25年10月 池袋ユナイテッドクリニック開院

フル勃起しない人の体質的な特徴

フル勃起しない人の体質的な特徴は以下のとおりです。

  • 血管が老化している
  • 男性ホルモン(テストステロン)量が低下している
  • 過剰な性的刺激に慣れている
  • 糖尿病や高血圧などの生活習慣病がある

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

【医師からのコメント】

「勃起はできるが硬さが足りない」という方は、身体的に生活習慣病や動脈硬化が進んでいる可能性があります。
また、基礎疾患がなくてもAVなどで過剰な性的刺激に慣れてしまっていると、精神的な要因で勃起が阻害されてしまうケースも珍しくありません。

血管が老化している

世界中の疫学調査から、加齢がEDの発症率を高め、勃起力を低下させることが確認されています。加齢によって血管や組織が老化し、陰茎への血流が滞るためです。

とくに動脈硬化はEDの最も一般的な原因とされており、40〜50代以降は器質性ED(血管や神経の障害が原因で起こるED)が増加する傾向にあります。

男性ホルモン(テストステロン)量が低下している

テストステロンは、男性の性機能維持に欠かせない男性ホルモンの一つです。

テストステロンは性欲や勃起をサポートする働きを持ち、分泌量が低下するとフル勃起しない原因になる可能性があります。

テストステロン量のピークは20~30歳です。年齢とともにテストステロン量は減少し、30代後半から40代にかけて低下が顕著になります。

加齢による男性ホルモン(テストステロン)量の低下

また、テストステロン低下が進行すると「男性更年期障害(LOH症候群)」を引き起こすことがあります。

男性更年期障害はフル勃起を妨げるだけでなく、体力や気力の低下、イライラ感などの心身の不調を伴う症状で、適切な治療が必要です。

性欲や勃起力の低下に加えて、日常生活に支障を感じる場合は、医療機関への相談を検討しましょう。

過剰な性的刺激に慣れている

過剰な性的刺激に慣れ過ぎると、通常の性行為で興奮しにくくなり、フル勃起しない原因になる可能性があります

たとえば、ポルノ動画を頻繁に視聴している人は、視覚的な刺激がないとフル勃起しづらくなる傾向があります。

また、以下のような間違った方法で行うオナニーは、実際の膣内の刺激が物足りなく感じる原因となるため注意が必要です。

  • 強く握るオナニー
  • 長時間のオナニー
  • 足ピン状態でのオナニー

上記のオナニーを続けていると「オナニーでは勃起するのに、性行為では中折れする」といった症状が現れることがあります。

糖尿病や高血圧などの生活習慣病がある

糖尿病や高血圧などの生活習慣病を抱えている人は、勃起力が低下しやすいことがわかっています。

糖尿病や高血圧は、血管や神経の健康を損なうためです。

とくに糖尿病の人は動脈硬化や神経障害を起こしやすく、EDのリスクが2.88倍に高まることがわかっています(※1)。

フル勃起の機会を減らさないためにも、生活習慣病の予防や管理をしっかり行いましょう。

(※1 参考)Men’s Health Study – Epidemiology of Erectile Dysfunction and Cardiovascular Disease

フル勃起しない体質を招く原因

フル勃起しない体質を招く原因は以下のとおりです。

  • 食生活が偏っている
  • 日常的に運動していない
  • 睡眠が不足している
  • お酒を飲み過ぎている
  • 喫煙の習慣がある
  • 強いストレスや不安を感じている
  • 特定の薬剤を服用している

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

【医師からのコメント】

硬さ不足となる人は食生活の偏り、運動不足や睡眠不足、喫煙や飲酒といった生活習慣の乱れが原因となっているケースが多いです。
フル勃起しない体質で悩んでいる方はまず生活習慣を見直してみましょう。

食生活が偏っている

栄養バランスの偏った食生活は、フル勃起しない原因の一つです。

食生活が乱れると、肥満・生活習慣病・動脈硬化のリスクが高まり、フル勃起を妨げる要因となります

たとえば、揚げ物やジャンクフード中心の食生活を続けていると動脈硬化が進行し、陰茎への血流が妨げられます。

また、野菜不足にも注意が必要です。野菜を摂らないと血管を健康に保つための栄養素(ビタミンやミネラル)が不足し、動脈硬化や血流の悪化を招く可能性があります。

仕事が忙しく外食やコンビニ食が多い人は、無意識のうちにフル勃起しない体質を招く食生活を続けているかもしれません。

日常的に運動していない

運動不足は勃起力の低下を招くことが知られています。

主な理由は以下の3つです。

  • 血管が詰まりやすくなり、血流が悪化する
  • テストステロンの分泌量が低下する
  • 生活習慣病(糖尿病や高血圧など)の発症リスクが増加する

とくに陰茎動脈は細く、血流の影響を受けやすいため、運動不足による動脈硬化がフル勃起を妨げる大きな原因になります

睡眠が不足している

アメリカの研究によると、睡眠時間が5時間未満の日が続くと、テストステロンの分泌量が10~15%低下することがわかっています(※1)。

テストステロンの分泌量が低下すると、性欲の減退やEDが起こりやすくなるため、十分な睡眠を確保することが重要です。

また、睡眠不足が続くと交感神経(興奮を司る神経)が優位になり、リラックスしづらくなることもフル勃起を妨げる要因となります。

勃起は副交感神経(リラックスを司る神経)が優位なときに起こるため、睡眠不足が続いて副交感神経の働きが抑制されると、フル勃起しない状態が続きやすくなります。

(※1 参考)UChicagoMedicine|Sleep loss lowers testosterone in healthy young men

お酒を飲み過ぎている

お酒は適量であればリラックス効果があり、勃起をサポートすることもあります。

しかし、飲み過ぎるとフル勃起しない状態が慢性化する可能性があるため、注意が必要です。

海外の研究では、お酒を飲み過ぎるとテストステロンの分泌量が低下することがわかっています(※1)。テストステロンが減少すると、フル勃起の機会が減り、性欲の低下やEDのリスクも高まります。

また、飲酒が習慣化すると肥満や高血圧、糖尿病のリスクが上昇し、結果としてEDを招く可能性が高くなります。

(※1 参考)The effects of alcohol on testosterone synthesis in men: a review – PubMed

喫煙の習慣がある

喫煙の習慣がある人は、フル勃起できなくなるリスクが高まります。

タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素などの有害物質が血管を傷つけ、動脈硬化を進行させるからです。

海外の研究では、喫煙者はEDの発症リスクが1.51倍になると報告されています(※1)。

とくに喫煙歴が長いほど、血管へのダメージが蓄積し、フル勃起の機会が減る可能性が高くなります。

(※1 参考)Smoking and risk of erectile dysfunction: systematic review of observational studies with meta-analysis – PubMed

強いストレスや不安を感じている

強いストレスや不安は、フル勃起しない原因となることがあります。

ストレスが続くと、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増加し、男性ホルモン(テストステロン)の分泌が抑制されるからです。

ストレスや不安などの心理的な要因によるEDは「心因性ED」と呼ばれ、比較的若い男性でも発症しやすいことが知られています。

特定の薬剤を服用している

以下の薬は、勃起力低下の副作用を引き起こす可能性があります。

  • 降圧薬(β遮断薬・利尿薬)
  • 抗うつ薬・抗不安薬(SSRI・SNRIなど)
  • 前立腺肥大症・薄毛治療薬(フィナステリド・デュタステリド)
  • コレステロール降下薬(スタチン系・フィブラート系)
  • 抗ヒスタミン薬(鼻詰まり改善薬)

ただし、自己判断で服用を中止するのは危険です。薬の副作用による勃起力低下が気になる場合は、医師に相談し、別の薬への変更やED治療薬の併用を検討しましょう。

フル勃起しないのはEDの可能性も

若い頃のようにフル勃起せず、以下のような症状がある場合は、ED(勃起不全)の可能性があります。

  • 勃起するが硬さが足りない(挿入が難しい)
  • 挿入時は勃起しているが途中で萎える(中折れ)
  • 勃起するまでに時間がかかる
  • 朝立ちの回数が減った

EDとは性交時に十分な勃起が得られない、または維持できない状態のことです。

EDは原因によって以下の4つのタイプに分類されます。

タイプ 原因
器質性ED 血管・神経・ホルモン異常など、身体的な問題
心因性ED ストレス・不安・トラウマなど、心理的要因
混合性ED 器質性EDと心因性EDが複合的に関与
薬剤性ED 服用している薬の副作用

とくに器質性EDは食生活の乱れや運動不足、喫煙などの生活習慣によって進行するリスクが高いため、早めの対策が必要です。

EDの兆候を感じたら、放置せずに医師に相談することをおすすめします。

フル勃起しない場合の改善方法

フル勃起しない場合の改善方法は、以下のとおりです。

  • 生活習慣を見直す
  • パートナーに悩みを共有する
  • ED治療薬を服用する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

生活習慣を見直す

勃起力を自力で高め、いつでもフル勃起できるようになるためには、生活習慣の改善が不可欠です。

以下の改善策を実践してみましょう。

改善方法 具体的な対策
食生活を改善する ・栄養バランスの良い食事を心がける
・亜鉛やシトルリン、DHA/EPAを摂取する
運動を習慣にする ・有酸素運動(ウォーキング、ジョギングなど)を行う
・筋トレ(スクワット、ヒップリフトなど)行う
十分な睡眠を確保する 最低6〜7時間の睡眠を確保する
ストレスを適度に発散する リラックスできる趣味を持つ
飲酒を控える 1日のアルコール摂取量を純アルコール20g以下に抑える
禁煙する タバコを完全にやめる

生活習慣を改善することで、勃起力の低下を防げます。できることから始めて、フル勃起の維持・回復を目指しましょう。

パートナーに悩みを共有する

「うまく勃起しなかったらどうしよう」という不安があると、逆に緊張が高まり、フル勃起を妨げる原因になります。

勃起力に不安がある場合はパートナーと悩みを共有し、理解と協力を得ることが大切です。ストレスを減らし、安心感を持つことで、勃起力の改善につながる可能性があります。

パートナーに「最近ちょっと気になっていることがあるんだけど…」と素直に話すだけでも、気持ちが軽くなるでしょう。

デリケートな悩みでハードルが高いかもしれませんが、一人で抱え込まず、パートナーと共有することが大切です。

ED治療薬を服用する

代表的なED治療薬の種類

ED治療薬は、性的刺激を受けた際に陰茎の血管を拡張し、勃起に必要な血流を増やす作用がある薬です。

即効性があり、服用から1時間ほどでフル勃起状態を実現できます。

代表的なED治療薬は以下のとおりです。

バイアグラ
バイアグラ
レビトラ
レビトラ
シアリス
シアリス
特徴 世界的に知名度のあるED治療薬 即効性が高い 作用時間が長い
ジェネリックの名称 シルデナフィル バルデナフィル タダラフィル
効果が現れるまでにかかる時間 30分~1時間 15分~30分 1~3時間
効果の持続時間 3~5時間 5~8時間 30~36時間
食事による影響 受けやすい
(空腹時の服用が推奨される)
やや受けにくい 受けにくい

当院ではお試し1錠からED治療薬の処方が可能です。治療をお考えの方はぜひご相談ください。

10分程度の電話診療ですぐ処方|お薬を郵送(全国対応)電話診療(オンライン診療)のご案内

フル勃起しないことに関するよくある質問

フル勃起しないことに関するよくある質問をまとめました。

Q.勃起するけど硬さが足りないのはEDですか?

軽度のEDに該当します。ED治療薬で改善できる可能性は高いため、一度クリニックで相談してみるとよいでしょう。

Q.40代・50代でもフル勃起は可能ですか?

40代・50代でもフル勃起は可能です。

年齢とともに勃起力が低下することはありますが、生活習慣の改善や医療のサポートを活用することで、40代・50代でも十分に硬い勃起を得られます。


Q.一時的に勃起力が低下することはありますか?

勃起力は体調や精神状態、生活習慣の影響を受けるため、一時的に勃起が弱くなることは珍しくありません

多くの場合、ストレスや疲労の回復、生活習慣の見直しで改善できます。長期間続く場合はED治療を検討し、医師に相談することをおすすめします。

Q.フル勃起しないときにすぐできる対策はありますか?

フル勃起しないときは焦らずリラックスすることが大切です。

すぐに試せる対策として、以下の方法があります。

  • 深呼吸する
  • 太ももや鼠径部をマッサージする
  • PC筋(排尿を止めるときに使用する筋肉)を締める
  • 過去の性的に興奮した場面を思い出す

また、軽い運動や下半身を温めることも効果的です。焦らず、リラックスして試してみましょう。

まとめ

フル勃起しない原因は、血管の老化や男性ホルモン(テストステロン)量の低下、過剰な性的刺激への慣れなどさまざまです。

また、食生活の乱れや運動不足、飲酒、喫煙などの生活習慣も勃起力低下を招く要因となります。

改善方法としては、生活習慣の見直しが重要です。バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠を意識することで勃起力を回復・維持できます。

もしフル勃起しない状態が続く場合は、EDの可能性もあるため、クリニックに相談することをおすすめします。適切な治療を受けることで、勃起力の回復が期待できるでしょう。

ユナイテッドクリニックでは、ED治療薬を1錠から処方しております。オンライン診療にも対応しており、自宅で診察・処方が受けられます。

「最近、勃起が弱くなったかも…」と感じる方は、お気軽にご相談ください。

10分程度の電話診療ですぐ処方|お薬を郵送(全国対応)電話診療(オンライン診療)のご案内

この記事の監修者

ユナイテッドクリニック総医院長
細田 淳英
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経歴

平成15年3月 帝京大学医学部卒業
平成15年5月 帝京大学医学部付属病院勤務
平成19年4月 帝京大学ちば総合医療センター勤務
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