20代でEDになる原因は?治る?医師の見解と治し方

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公開日:2023年04月24日 更新日:2023年11月17日

「まだ若いのにEDかもしれない」

「EDの原因を知って治したい」


このようにお悩みの男性もいるのではないでしょうか。


EDは40代以降から増えるといわれていますが、20代でもストレスや緊張などが原因でEDになることがあります。


EDは周囲に相談しにくいと感じたり、受診をためらったりと一人で抱え込みがちです。


今回は20代でEDになる原因や治し方を解説します。「最近、性行為がうまくいかない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

ユナイテッドクリニック総医院長

細田 淳英

【経歴】

平成15年3月 帝京大学医学部卒業
平成15年5月 帝京大学医学部付属病院勤務
平成19年4月 帝京大学ちば総合医療センター勤務
平成22年4月 山王病院勤務
平成25年10月 池袋ユナイテッドクリニック開院
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20代のEDによくある原因は?精神的なものが多い

20代のEDによくある原因

20代のEDによくある原因は、主にストレスやトラウマです。精神的な原因によるEDを心因性EDといいます(※1)。

心因性EDの場合は、身体機能に問題がないため「性行為はできないけど朝立ちはする」という方も多くいます。また”妻だけ”など、特定の場面でのみEDが起こるのも心因性EDの特徴です。

20代の男性が心因性EDになるきっかけとして、下記のような出来事が挙げられます。

  1. 過去の性行為の失敗
  2. 経験の少なさからくる焦り・緊張
  3. 女性や女性器への苦手意識
  4. 男性器へのコンプレックス
  5. 性行為へのプレッシャー
  6. 刺激の強い自慰行為の習慣化
  7. 幼少期のトラウマ
  8. 慢性的なストレス
  9. うつ病や不安神経症などの精神疾患

詳しく解説します。

(参考 ※1)MSDマニュアル家庭版|勃起障害(ED)

①過去の性行為の失敗

過去の性行為の失敗が原因で自信を失い、EDを引き起こすことがあります。具体的には次のようなきっかけがあります。

  • スムーズに行為を行えなかった
  • コンドームが途中で外れた
  • パートナーから性行為に関するダメ出しを受けた

一度自信を失うと「次もうまくできなかったらどうしよう」と不安のループに陥り、ますますEDが悪化する恐れがあります。

【医師からのコメント】

過去の性行為の失敗からEDを発症してしまうケースがありますが、過度な不安やプレッシャーから心因性EDとなっている20代の方は、ED治療薬がむしろよく効きます。

 

人間誰しも最初からうまくはいきません。性行為も同じです。

 

ED治療薬の服用がきっかけでEDが治る方も珍しくありませんので、一度お薬を試してみることをお勧めします。

②経験の少なさからくる焦り・緊張

性行為の経験が少ないと緊張したり、途中でうまくいかずに焦ったりしてEDにつながることがあります。

例えば下記のような場面は、経験の少なさが焦りや緊張につながりやすいです。

  • パートナーの服や下着を上手く脱がせないとき
  • コンドームをつけるのに手間取ったとき
  • 挿入する場所をスムーズに見つけられないかったとき
  • パートナーに痛いと言われたとき

緊張や焦りに意識が集中すると、性的興奮が冷めやすくなります。

③女性や女性器への苦手意識

男性の中には、女性や女性器への苦手意識から性的興奮が生じないという方もいます。例えば下記のような意識は、心因性EDのきっかけとなります。

  • そもそも女性が苦手
  • 女性とどう接したらいいのかわからない
  • 女性器をどうしても気持ちが悪いと思ってしまう

女性への嫌悪感は、自覚がないトラウマやジェンダーの問題が絡んでいる場合もあり複雑です。カウンセラーや臨床心理士など、専門家の介入が必要な場合もあります。

【医師からのコメント】

女性とうまく接することができない方、女性器に抵抗がある方でも、最小限の性的興奮さえあればED治療薬は効果を発揮します。

 

根本的な治療にはカウンセリングや心理的アプローチが必要となってきますが、ED治療薬の服用と組み合わせることで相乗効果が期待できます。

④男性器へのコンプレックス

男性器へのコンプレックスで不安を感じ、勃起できなくなる方もいます。具体的には、下記のようなコンプレックスが挙げられます。

  • サイズに自信がないから見られたくない
  • 包茎であることを隠したい
  • 色や形が周りの人と違うから恥ずかしい
  • 射精に時間がかかり申し訳ない気持ちになる

「パートナーから嫌われたらどうしよう」と不安を抱えていると、興奮が妨げられてEDを発症する恐れがあります。

⑤性行為へのプレッシャー

性行為へのプレッシャーによるEDは、特に既婚者で妊活をしている方によく見られます。若い世代では下記のような理由で、プレッシャーを感じやすいです。

  • 妻の不安や焦りが伝わる
  • 周囲からの妊娠への期待が強い
  • 妊活での性行為が義務のように感じる

妊活中のEDが原因でパートナーとの関係がギクシャクし、余計にEDが悪化するケースもあります。

⑥刺激の強い自慰行為の習慣化

自慰を強い刺激で行っていると、勃起できなくなることがあります。強い刺激に慣れてしまい、女性器の刺激では満足できなくなることが原因です。

たとえば「床オナニー」と呼ばれる床へと男性器を擦り付ける方法は、刺激の強い自慰行為に当てはまります。他にも下記のような方法での自慰行為は、実際の性行為からはかけ離れており不適切だといえます。

  • 握りしめるようにして強い圧力をかける
  • 速いストロークで行う
  • 脚をピンと伸ばした状態で行う
  • 振動系のアダルトグッズを使用する

たまになら問題ありませんが、習慣化するとEDになる危険性が高まります。

【医師からのコメント】

20代でED症状を訴えて受診される方の中には、いわゆる「床オナニー」を含む刺激の強い不適切な自慰行為を行っている方が少なくありません。

 

ED治療薬を服用しても、自慰のやり方が不適切なままだと思ったようにEDが改善しないケースもありますので、心当たりのある方は自慰のやり方を見直すようにしましょう。

⑦幼少期のトラウマ

幼少期に性的虐待や性被害にあったことがトラウマになり、心因性EDになる場合があります。トラウマによって性行為に嫌悪感を抱き、興奮を得られなくなるのが原因です。

中には幼少期で性的な知識がなかったために、被害を認知しないままトラウマになっているケースもあります。トラウマがあることに気づいていない場合、原因への対策が複雑になりやすいです。

⑧慢性的なストレス

仕事や人間関係など、性以外の悩みからくるストレスも心因性EDにつながる可能性があります。慢性的にストレスを抱えていると常に不安を感じ、性的興奮を感じにくくなるためです。

ストレスには下記のようなものがあります。

具体例
仕事 ・激務や残業の疲れ
・昇格や板挟みによるプレッシャー
人間関係 ・職場の人との対人トラブル
・妻や子どもとの不仲
・孤独感
環境の変化 ・転職、部署異動
・引っ越し
金銭的な悩み ・収入が少ない
・ローンの支払いがある

中には出世や結婚など嬉しい出来事でも、無意識にストレスを感じているケースがあります(※1)。嬉しい出来事だとしても、環境が変化したり責任が重くなったりすることはストレスの原因となるためです。

(参考 ※1)国立精神・神経医療研究センター|ストレスとセルフケア

⑨うつ病や不安神経症などの精神疾患

うつ病や不安神経症などの精神疾患も、心因性EDの原因の一つです(※1)。

精神疾患では「気分が落ち込んで何もしたくない」という状態に陥ります。やる気の低下に伴い、性欲も減退することがあるのです。

(参考 ※1)日本性機能学会/日本泌尿器科学会|ED診療ガイドライン第3版

20代で朝立ちしないのは異常?

20代で朝立ちしないのは、EDの予兆かもしれません。朝立ちは自律神経の働きによって起こるもので、身体が健康であるサインです。

朝立ちしないのは、下記のような身体的な問題が原因になっている可能性があります(※1、※2)。

  • 糖尿病
  • 動脈硬化
  • 男性ホルモン(テストステロン)の低下

20代は心因性EDが多いといわれますが、生活習慣が乱れていると身体的なEDを発症する恐れもあります。

(参考 ※1)MSDマニュアル家庭版|勃起障害(ED)
(参考 ※2)日本性機能学会/日本泌尿器科学会|ED診療ガイドライン第3版

20代のEDの治し方

20代でEDになった場合は、主に下記のような対処方法があります。

  1. 原因が明確な場合は直接対処する
  2. ED治療薬を服用する
  3. ストレスを解消する

順に解説します。

①原因が明確な場合は直接対処する

EDとなった原因が明確な場合は、直接対処することでEDが治る可能性があります。EDを引き起こす原因と対処法の例を下記にまとめました。

原因 対処法
妊活・不妊治療で性行為にプレッシャーを感じる ・パートナーと話し合い、悩んでいることを打ち明ける
・性行為以外でのスキンシップを増やす
・愛情表現としての性行為を意識する
性行為に自信がなく緊張する ・自信がないことや緊張することをパートナーに正直に話す
・リードしようとせず二人で楽しむ意識を持つ
・コンドームをつける練習やイメージトレーニングをしておく
性行為に対してトラウマや嫌悪感がある ・カウンセリングや認知行動療法を受ける
女性器の刺激では物足りない ・刺激が強い自慰行為をやめて弱い刺激に慣れる練習をする

「ED治療薬に抵抗がある」という方は、まずは明確な原因の解決に挑戦してみるといいかもしれません。

ただし、EDによる失敗体験が増えると、プレッシャーによって症状が悪化することもあるため、改善しない場合は早めに病院を受診するのがおすすめです。

②ED治療薬を服用する

性行為がうまくいかない場合は、ED治療薬の服用を検討してみましょう。服用後30分〜1時間ほどで効果が現れ、勃起しやすくなります。

ED治療薬は心因性EDにも効果がある(※1)ため、原因に関わらずまずは受診してみるとよいでしょう。

ED治療薬には以下のような種類があります。

バイアグラ

バイアグラ

レビトラ

レビトラ

シアリス

シアリス

特徴 世界的に知名度のあるED治療薬 即効性が高い 作用時間が長い
ジェネリックの名称 シルデナフィル バルデナフィル タダラフィル
効果が現れるまでにかかる時間 30分~1時間 15分~30分 1~3時間
効果の持続時間 3~5時間 5~8時間 30~36時間
食事による影響 受けやすい
(空腹時の服用が推奨される)
やや受けにくい 受けにくい

ED治療薬にはジェネリック(後発薬)もあるため、治療費を抑えたい方はクリニックで取り扱いがあるか聞いてみましょう。

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(参考 ※1)日本性機能学会/日本泌尿器科学会|ED診療ガイドライン第3版

③ストレスを解消する

ストレス解消はED改善に効果が期待できます。仕事や人間関係など、性とは関係ないストレスによってもEDが起こるためです。

ストレス解消方法の一例を紹介します。

ストレス解消方法 具体例
何もせずにぼーっとする時間をつくる ・寝る前、通勤の移動中など空いた時間にスマホを見ないようにする
・お風呂にゆっくり浸かる
・寝る前に瞑想をする
適度な運動をする ・散歩をする
・ジムに通う
・友人とスポーツを楽しむ
趣味に熱中する ・音楽
・読書
・カメラ
・ゲーム

ストレスを溜めないことは難しいので、自分なりの解消方法を見つけておくことが大切です。

彼氏がまだ20代なのにED気味…どうするべき?

彼氏がED気味のときは、責めずに受け入れてあげることが大切です。責められるとストレスや緊張から余計にEDが悪化する恐れがあります。

また二人の関係性や性行為時の態度などを振り返り、自分が相手にとっての精神的な負担になっていないか考えてみましょう。

そのうえで「薬が効くらしいよ」と、さりげなく治療をすすめるのがおすすめです。

まとめ

20代でEDになる主な原因はストレスやトラウマなど、精神的なものです。

基本的には薬での治療が効果的とされているため、まずは病院を受診してみましょう。合わせてストレスの解消やトラウマの克服など、EDの原因を解消していくのがおすすめです。

性行為の失敗を繰り返すと、緊張から余計にEDが悪化する恐れがあります。「EDかもしれない」と悩んでいる方は、一人で抱え込まず早めに医師に相談しましょう。

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