セックスに対する男の本音とは？400人に聞いた性事情

男はセックスが好き？

「セックスは好きですか？」という質問では、全年代で見ると74.7%が好きと回答していました。

セックスが好きな年代のピークは20代で、82%がセックスが好きと回答。以降は徐々に好きと回答する割合は減少していき、50代では71%まで減っています。

加齢とともにセックスが好きな人の割合が減る理由として、男性ホルモン（テストステロン）量の減少が考えられます。

男性ホルモンは性欲を司るホルモンです。分泌量は20〜30代をピークに減少していき、それに伴い性欲も低下する傾向にあります。

一方で、セックスが好きな女性の割合は以下の通りです。

全年代で「セックスが好き」と答えた人の割合は33.8%と、男性よりも大幅に少ない結果に。しかし嫌いというわけではなく「どちらとも言えない」という人が大部分を占めていました。

年代ごとに好きと回答した人の割合を見ると、男性と同様に加齢と共に減少しています。

男が理想とするセックスの頻度は？

理想とするセックスの頻度は、20代の8割が「週1回以上（毎日・週4〜5回・週2〜3回・週1回）」と回答していました。

年代が上がると週1回以上の割合は減少するものの、50代でも5割以上です。

一方、「毎日」の回答はどの年代でも10%未満でした。セックスが好きな男性は全体の70%以上であるものの、さすがに毎日は多すぎるようです。

男は一度のセックスにどれくらい時間をかける？

男性がセックスにかける時間を調査したところ、以下のことがわかりました。

それぞれ詳しく解説します。

トータルの長さは30分〜1時間が最多

1度のセックスにかけるトータルの長さは「30分〜1時間」が最多で、次いで「20分程度」でした。

「1時間以上」という人の割合は、20代では14%ありますが、30代以降は少数となります。

30代以降で1時間以上の回答が減るのには、体力的な問題も考えられます。体力の衰えにより、前戯や挿入にかける時間が短くなっているのかもしれません。

女性に対して行う前戯の長さは10分程度が最多

女性に対する前戯の時間は10分程度が最多ですが、ばらつきがあり5分や20分程度の回答も多いです。

実際に女性が理想とする前戯の時間はどのくらいなのか、別のアンケート結果も見てみましょう。

女性でも男性と同じく「10分程度が理想」という人が最も多く、次いで「5分程度」という結果でした。

ただし、女性では男性に比べて「20分程度」という回答が少なめです。もちろん個人差はありますが「前戯は長ければ長いほうが良い」という固定観念がある方は、気をつけたほうが良いかもしれません。

公開日：2024年08月28日  更新日：2024年08月28日

正しい前戯のやり方は？手順やコツ、かけるべき時間も解説

挿入時間は10分程度が最多

挿入から射精に至るまでの平均時間は「10分程度」が最も多く、全年代の43.5%でした。

しかし前戯と違って時間をコントロールし辛い部分であるため、半数近くの人が「挿入時間をもっと長くしたい」と考えているようです。

この結果を踏まえ、女性が理想とする挿入時間のアンケート結果も見てみましょう。

女性が考える「理想の挿入時間」は、10分程度という回答が最多となりました。次いで5分程度が多く、20分以上の回答は多くありません。

「挿入時間をもっと長くしたい」と考える男性が多い一方で、女性は「長ければ長いほうが良い」と考えているわけではないことを覚えておきましょう。

男性がセックスにおいて心身の満足度が高まるタイミングは？

セックスにおいて満足度が高まるタイミングは挿入中が圧倒的に多く、約半数を占めました。この結果から、男性は主に肉体的な満足度が支配的と考えられます。

「終わったあとのスキンシップ」と答えた人は少なく、いわゆる賢者タイムの影響が大きいのかもしれません。賢者タイムとは射精後の一時的な性欲低下を表す俗語で、男性の生理現象です。

賢者タイムについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみましょう。

公開日：2024年01月30日  更新日：2024年01月30日

賢者タイムとは？意味やメカニズム、女性がとるべき行動について解説

一方女性の場合は、どのタイミングで満足度が高まるのでしょうか。女性の回答も見てみましょう。

全年代で見ると女性も挿入中が最多ですが、開始前後のスキンシップという回答も多くありました。女性は男性よりも精神面で満足度を得ることが多いのかもしれません。

女性の満足度をアップさせたい場合は、挿入前後のスキンシップを頑張ってみましょう。

勃起不足でセックスに失敗したことのある男性の割合は？

半数近くの人が勃起しない、もしくは硬さが足りないという理由で失敗を経験しているようです。

たまに失敗する程度であれば問題ありませんが、失敗を繰り返す場合はEDを発症しているかもしれません。

EDとは勃起不全のことで、「勃起できない」「勃起しても途中で萎えてしまう」などの症状が繰り返すことを指します。

勃起不足でセックスに失敗する男性はED治療も検討しよう

勃起できない、硬さが足りないなどでセックスに失敗する方は、ED治療も検討しましょう。

治療ではED治療薬の内服が主流です。薬を飲むと30分〜1時間ほどで勃起しやすい状態になります。

主なED治療薬の種類は、以下の3種類です。

	バイアグラ	レビトラ	シアリス
特徴	世界的に知名度のあるED治療薬	即効性が高い	作用時間が長い
ジェネリックの名称	シルデナフィル	バルデナフィル	タダラフィル
効果が現れるまでにかかる時間	30分～1時間	15～30分	1～3時間
効果の持続時間	3～5時間	5～8時間	30～36時間
食事による影響	受けやすい （空腹時の服用が推奨される）	やや受けにくい	受けにくい

薬の種類によって、効果が現れるまでにかかる時間や持続時間、食事による影響が異なります。どの薬が合っているか、医師と相談して決めましょう。

【医師からのコメント】

「勃起しない状態がEDだ」と思っている方は多いのではないでしょうか？

実は全く勃起しない状態だけではなく、勃起しても硬さが足りない、維持ができないケースもEDに当てはまります。

「勃起はするがSEXがうまくいかない」といった症状でお悩みの方はEDの可能性がありますので、ED治療薬の服用を検討するようにしましょう。

まとめ

「セックスに対する男性の本音」の調査では、以下のことがわかりました。

もちろん個人差があるためアンケート結果と相違があっても問題はありませんが、もし勃起不足によるセックスでの失敗が続いている場合は注意が必要です。

EDを発症している可能性があるため、早めに医師に相談しましょう。