彼氏がEDで辛い…女性ができることはある？勃たないときの対処法を解説

彼氏がEDかも…女性目線でのチェック方法

「彼氏がEDかもしれない」と思ったときは勃起するかどうかだけでなく、勃起したときの硬さや最後まで維持できるかもチェックしましょう。

女性目線でEDかどうかを判断するための基準をまとめました。

そもそもEDの定義は、満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない状態が続くことです（※1）。

つまり全く勃起できない状態だけでなく、硬さ不足や維持力不足で性行為に失敗する場合もEDに該当します。

もちろんその日の体調で彼氏の勃起力が変わることもありますが、上記に毎回当てはまる場合はEDと判断できます。

【医師からのコメント】

（※1 参考）MSDマニュアルプロフェッショナル版｜勃起障害

EDを自覚している彼氏の気持ち

EDは男性の自信にも関わる病気なので、あなたの彼氏も辛い思いをしている可能性があります。EDを自覚している男性は、以下のような気持ちを抱いているかもしれません。

EDになったことで、あなたに対して申し訳ない気持ちを感じている可能性もあります。

彼氏がEDで自分が辛いという気持ちもあるかもしれませんが、彼に寄り添ってあげることが大切です。

【医師からのコメント】

彼氏にEDの疑いがあるなら知っておきたい！EDに関する基礎知識

彼氏にEDの疑いがあるなら、彼女も正しい知識を持っておくべきです。正しい知識を持つことで、彼氏を傷つけずに上手に付き合えるようになるでしょう。

ここではEDについて、下記の内容を解説します。

彼氏がEDかもしれないという方は、目を通しておきましょう。

EDの有病率

国内にはEDの患者が推計1,130万人おり、40歳以上の男性の3人に1人がEDだといわれています（※1）。

年代が上がるごとに有病率は上がっていくため、若い世代の有病率はあまり高くはありません。ED診療ガイドラインによると、40代未満の男性の有病率は1〜10%です。

ただし上記は国内外を含めた数字であり、日本における正確な有病率はわかっていません。

オンライン診療やED専門クリニックなどの需要が高まっていることから、実際は調査よりも有病率が高い可能性も考えられます。

（※ 参考1）臨床内科医会｜ED（勃起障害）Q&A

EDの症状

EDには下記のような症状があります。

（※1）

硬さが減ったり持続時間が短くなったりするのも、EDの症状です。

男性の中には「勃起はしているからEDではない」と考える方もいますが、実際はEDに該当するというケースも多々あります。

勃起をしていても、以前と違うと感じることがあればEDを疑いましょう。

（※ 参考1）臨床内科医会｜ED（勃起障害）Q&A

EDの原因

EDは大きく3種類に分類され、それぞれ発症の原因が異なります。それぞれの特徴と原因を下記にまとめました。

（※1）

上記のうち、もっとも多いのは混合性EDといわれています。例えば器質性EDによって性行為に失敗し、それがトラウマになり、心因性EDも発症するといったケースです。

また心因性EDでは「妻（彼女）が相手のときだけ勃起できない」といった、特定の場面でだけ症状が出るというケースもあります（※2）。

（※ 参考1）日本性機能学会/日本泌尿器科学会｜ED診療ガイドライン
（※ 参考2）MSDマニュアルプロフェッショナル版｜勃起障害

EDの対策方法

EDの対策方法としては、生活習慣の改善が主に挙げられます。

食生活の乱れや睡眠不足、運動不足などの生活習慣の乱れは、ED発症のリスクファクターです（※1）。

ED発症の原因を踏まえると、下記の対策方法が有効だといえます。

EDの予防や改善にはストレスを溜め込まないこと、規則正しい健康的な生活を送ることが大切です。

（※ 参考1）日本性機能学会/日本泌尿器科学会｜ED診療ガイドライン

EDの治療方法

ED治療では、ED治療薬の内服が第一選択とされています（※1）。ED治療薬は陰茎への血流を良くし、勃起力を向上させる薬です。

服用後30分〜1時間ほどで薬の効果が出始めるため、性行為の直前に服用します。ED治療薬は心因性ED・器質性EDにかかわらずほとんどの方が効果を実感できます。

副作用として顔のほてりや頭痛などはありますが、重篤な副作用が起こることはほとんどありません。

EDで性行為に失敗すると、焦りやプレッシャーから余計にEDが悪化することもあります。ED治療薬を使用して性行為を成功させ、自信をつけるのがED改善への近道です。

なおED治療薬の処方には問診や医師の診察が必要なため、病院受診もしくはオンライン診療でしか購入できません。

（※ 参考1）日本性機能学会/日本泌尿器科学会｜ED診療ガイドライン

ED気味の彼氏との接し方

ED気味の彼氏と上手く付き合うための接し方を紹介します。

彼氏との接し方に悩んでいる方は参考にしてください。

彼氏に寄り添い本音を打ち明けてもらう

EDは彼氏本人も悩んでいる可能性が高いので、彼氏に寄り添い本音を打ち明けてもらうことが大切です。

性行為に対する思いやEDの原因として思い当たる節などを共有できれば、二人で解決に向けた行動をとれます。

性行為に自信がない、男性器にコンプレックスを感じているなどの理由の場合は、あなたが「気にしてないよ」と伝えることで不安が和らぐかもしれません。

彼氏が一人で悩みを抱え込んでいると、性行為へのプレッシャーが高まり、余計にEDが悪化してしまう可能性があります。

ただし無理に聞き出そうとするのではなく、まずは彼が話そうと思えるような関係づくりをすることが大切です。

愛情に関して彼氏を疑うような発言はしない

彼氏がEDだからといって「私にもう冷めたの？」「浮気してるんでしょ」という不安をぶつけるのはおすすめしません。彼氏もEDで悩み、あなたに対して申し訳ない気持ちを抱いている可能性があります。

もし彼氏の愛情を疑ってしまえば、彼氏の好意を傷つけることになります。

またあなたから責められることで性行為へのプレッシャーを感じ、さらにEDが悪化するおそれも。

彼氏との性行為が上手くいかないことで不安な気持ちになるかもしれませんが、彼氏の愛情を疑うような発言は控えましょう。

【医師からのコメント】

自分が悪いと決めつけない

EDにはさまざまな原因があるため「自分に魅力がないから、勃起できなくなっている」と思い込むべきではありません。

運動不足や疲れ、仕事や人間関係のストレスなど、あなたとは関係ない理由でEDを発症している可能性は十分あります。

あなたが自分を責めて悲しむ姿は、彼氏にとっても辛い光景かもしれません。「彼氏がEDなのは自分が悪いんだ」と決めつけないようにしましょう。

ED治療薬を勧める

ED治療薬を服用することは、性行為を成功させるための第一歩です。特に彼氏が性行為の失敗を恐れている場合、まずは薬に頼ってでも性行為を成功させることが大切です。

もし彼氏がED治療に前向きであれば、受診を勧めてみましょう。

受診を勧める際は彼女が正しい知識を持っておくことも大切です。EDの定義や薬の作用、受診について誤った知識を持っている男性は少なくありません。

彼氏にED治療薬を勧める場合は、あらかじめ正しい知識を得て誤解を解いてあげるとスムーズな受診につながるでしょう。

食事や運動など一緒にできる対策は一緒にする

ED改善には健康的な生活を送ることも大切です。

二人で一緒に取り組めるED対策を紹介します。

自身も一緒に取り組むことで、彼氏も楽しみながらEDを予防・対策できるでしょう。

食習慣や運動習慣を変えるのは難しく、一人では続かない人も多いですが、彼女と一緒なら長続きさせられるかもしれません。

また二人で取り組むことが増えればより関係性が深まり、本音を話しやすい仲になれるでしょう。

性行為に新しい刺激を取り入れてみる

今まで挑戦したことがない体位やシチュエーションなど、性行為に新しい刺激を取り入れてみるのもおすすめです。

「付き合い始めはできていたのに」という場合は、性行為のマンネリ化によってEDになってしまった可能性も考えられます。

例えば以下のような工夫をして、マンネリ解消を試みてみましょう。

など

新しい刺激を取り入れるときは、自分も楽しむことが大切です。彼の希望や自分の希望などを恥ずかしがらずに共有し、二人が楽しめる方法を見つけましょう。

まとめ

彼氏がED気味の場合は、自分が行動を起こすことも大切です。

「自分に魅力がないのが原因だ」「もう冷めてしまったのかもしれない」と思い込まず、二人でED克服を目指しましょう。

男性もEDで辛い思いをしているかもしれないので、本音を話しやすい関係性を築くことが大切です。

彼氏が治療に前向きになれば、ED治療薬の内服を勧めてみるのもおすすめです。

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